メーカー別 繊維ニュース

今治タオル/糸商の撤退相次ぐ

2007年03月22日(Thu曜日)

 今治タオル産地から商社の撤退が相次いでいる。3月末で伊藤忠商事が今治出張所を閉鎖、アパレル副資材問屋、田窪の子会社ティーケーコーポレーションと代理店契約を結び、同社を通じて原糸供給することになった。丸紅も3月末で出張所を閉鎖し、4月からは大阪支社から販売する。

 伊藤忠によると、これまで今治市内に繊維原料部傘下の出張所を設けていたが、これを産地に根付く代理店経由とすることで、同産地への原糸供給量をこれまで以上に増やすとしている。

 今治産地では2006年9月にヤギと豊田通商がそれぞれ営業所、連絡所を閉めた。前者は大阪本社からカバーし、後者はユタカ産業が商権を引き継いだ。今年度に、既存糸商の半数に当たる4社が直轄拠点を引き払うことになる。

 この結果、同地に営業直轄拠点を置く糸商は信友、双日、豊島、ユタカ産業の4社になる。産地では拠点を構える商社8社が今治糸友会という団体を作り、情報交換やメーカーへの綿糸引渡し数量を毎月まとめ発表してきた。その数字が産地の規模や勢いを量るバロメーターの役割を果たしてきた。

 糸友会の発表によると、1987年に年間の綿糸引渡し数量が30万コリを突破、以後5年間、その大台を維持した。91年には33万1065コリを記録、これがピークとなった。その後、中国などからの輸入が増加、メーカーへの引き渡し数量も減少し、06年にはピーク時の4分の1以下の8万92コリまで落ち込んだ。