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チャンスは雑貨にあり/広がる商社のOEM戦略
2007年09月18日(Tue曜日)
商社のアパレルOEM(相手先ブランドによる生産)事業で雑貨比率が増えている。アイテム単品の取り扱いから、取引先の要望に応じ、トータルでのコーディネート提案を推進した結果だ。雑貨専門商社の業績も好調で、雑貨にビジネスチャンスを見いだそうと、新たな展開を見せている。
伊藤忠商事繊維カンパニーは、売り場対応型のOEMに力を注いでいる。売り場で様々なアイテムが展開されるなか、取り組み先の売り場を基点に考え、「事とモノをバランスよく提案する」(久保洋三ファッションアパレル第二部長)仕組みの構築を図る。
その一環が、靴やバッグ、アクセサリーといった雑貨の展開だ。従来までのアイテム単品の提案から、売り場を基点とした多アイテムの展開に転換したことで、衣料品から雑貨までを含めたトータルでの提案を強化する。現在、雑貨関連は全体の売り上げ比率で10%に満たないが、取り組み先のセレクトショップ4社で規模が拡大している。「セレクトショップで伸びそうなものを買い付ける」(久保部長)と、欧州からの輸入を視野に入れるとともに、生産拠点の多様化、一貫物流といった“プラス・ワン”機能を付与することで、「きらりと光る売り場を提案したい」(久保部長)と、売り場の差別化でOEMの拡大を目指す考えだ。
住友商事グループのスミテックス・インターナショナルも雑貨関連の展開を推進する。東京営業第二部四課では、デニムにニットやカットソーなどを組み合わせた「コーディネート提案」に力を注ぐ。ボトムに合うトップスのコーディネートを展開することで、取り組み先の要望に対応。デニムやカジュアルパンツを主体に、カットソー、ニット、布帛など、“商社らしさ”を生かしたトータル提案を実施している。
そのトータルコーディネートで最近、取り組み先からの要望が強いアイテムが雑貨だ。佐藤仁東京営業第二部長は「衣料品と並行して雑貨の買い付けの幅を広く展開したいという要求が強まった」と語る。そこで「衣料品に付随する雑貨関係のビジネスチャンスをつかみたい」(佐藤部長)と、欧米でのマーケティングを開始する意向だ。
小売店の取り扱いアイテムが多様化するなか、ファッション雑貨専門商社のスミザックが好調な動きを見せている。同社は2005年6月、日本で初めてのファッション雑貨専門商社として誕生した。08年3月期の売上高は、前年比20億円増の43億円を計画。09年3月期には売上高60億円を見込む。
同社の強みは(1)コンソリデーション(2)ベンダー(3)企画サポート(4)ファイナンス――の4つの機能を推進する点だ。とくに企画サポート機能では、自社でマーケティング情報を収集、トレンドを発信することで雑貨ビジネスの支援を図っている。
国嶋信裕社長は、これまでの取り組みが奏功して「客先も増えてきた」と言う。今後は中国主要工場でコーチなどのブランドを生産するSUPERL社と提携を強化し、日本向けに中・高級品のバッグを生産する考えだ。
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