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DTC2008が開幕/自動車用途も取り込み 生産性向上へ改良機種

2008年03月06日(木曜日) 午後4時51分

 【広東省東莞=合田伸一】「第9回中国〈東莞〉国際繊維・製衣産業展(DTC2008)」が5日、中国広東省東莞市の広東現代国際展覧センターで開幕した。主催は香港の展示会企業、訊通展覧で、「第9回東莞国際靴/鞄製造機械・技術・材料展」も同センターで併催している。会期は8日までの4日間。生産性向上へ向けた改良型の縫製機器が主力であり、自動車用途の取り込みも図る。

 主催者によれば、今回の展示面積は約3万平方メートルで、出展者は約400社。昨年開催のDTC2007では、展示面積3万7000平方メートル・1300小間に425社が出展し、4万1098人が来場した。

 東莞市は繊維、織・編み物、衣類、刺繍、靴、カバン、関連アクセサリーの一大産地で、1万3000の各種工場と800万人の労働量力を持つ。生産性や品質の向上に向け、先進的な繊維機器や縫製機器への要求と需要は大きい。DTCは、縫製機器を中心に据え、華南地域最大の実需直結見本市として毎年1回開かれてきた。

 実需地域での展示会であるだけに、出展機器は従来の売れ筋機種の改良型が多く、とくに中国での高コストや人手不足などの傾向を反映して、自動化、高効率化、省人・省エネなどを追求する流れにある。今年5月13~16日にはシンガポールで「国際アパレルマシンショー(JIAM2008シンガポール)」が開かれることから、新機種の開発・発表はJIAMに焦点を当てている傾向も見られる。

 DTCは、今回新しく「自動車産業での縫製技術パビリオン」を設けて、カーシートなどの厚地用の縫製機器を集中展示している。アパレル用だけでなく、成長分野である自動車用途の取り込みを図る。