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今治タオル
世界へ羽ばたき さらなる認知度向上へ
2010年01月12日(Tue曜日)
四国タオル工業組合と今治商工会議所が「JAPANブランド育成支援事業」を通じて取り組む今治タオルのブランド構築に向けた「今治タオルプロジェクト」は今年度で4年目、そして5年目の来年度は支援事業から外れ自ら歩み始める。昨年は海外展や東京展を通じ、知名度の向上をはかった。積み重ねた成果で、メディアへの露出も急増し、「今治タオル」を望む消費者も増えた。今年も引き続き今治タオルの認知度向上を進めるとともに、ブランドの信頼を守る取り組みも始める。
タオルの世界基準構築へ 海外展でも高い評価
「今治タオル」のJAPANブランド育成支援事業4年目の課題は世界への発信だった。平尾浩一郎理事長は「タオルの聖地を標ぼうし、世界のスタンダードブランドを目指す。タオルの世界基準になりたい」と話す。
そこで四国タオル工業組合は昨年9月、フィンランドで開かれたインテリアデザイン展「ハビターレ」に初出展し、今治タオルをPRした。16社のタオルメーカーが参加し、会期中の5日間で想定以上の約5000人が組合ブースを訪れた。
河北泰三「今治タオル」ブランド推進委員長は「神聖なイメージのブースで、白いタオルが一番人気だった」と振り返る。また「展示会での高い評価を今後の取引につなげ、将来的には100万ユーロの輸出を目指したい」と話す。
展示会後には、現地代理店のEAGトレーディングを通じインテリアショップとの取引も始まっている。当初、船便で送る手はずだった追加の商品も、店頭が好調なため、代理店が差額運賃を負担してでも航空便で送るよう要望が来た。
またEAGトレーディングは昨年12月から、今治タオルのフィンランド向け通販サイトをオープンしており、今春には欧州版のホームページも出来上がる予定だ。
11月には、ハビターレ展の出展成果報告を目玉イベントに今治タオルメッセ2009東京を開催した。今治タオルメッセとしては初めての東京開催だ。会期は1日だけだったが、バイヤーなど600人もの来場者が詰め掛けた。村上誠司実行委員長は「1回目にしては充分な手応えを得た。今後に生かしたい」と話す。
一層ブランド磨き さらなる浸透はかる
昨年、「報道ステーション」や「がっちりマンデー」、「ためしてガッテン」など全国放送で今治タオルブランドが大きく取り上げられたこともあり、ブランドタグなどの申請も増加。ブランド認定に向けた商品の検査量でみると、昨年の同時期に比べ5倍になっているという。四国タオル工業組合では、この人気に浮かれることなく、ブランドの厳格な運用をめざす。
そのため、「今治タオル」ブランドのルールブックを作成する計画だ。平尾理事長は「ルールを固め明文化し、ブランドの信頼性を守りたい」と説明する。
また、監督部門も責任を持ってあたるため、組織化、体系化していく。全国に600人いる「タオルソムリエ」にも協力を要請することを検討している。
また、「本来の責任として取り組むべきだ」(平尾理事長)と環境問題にも積極的に取り組む。そのひとつが繊維くずから作るバイオエタノールの活用だ。今治産地の染色工場では1日約40トンの重油が使用されている。その25%に当たる1日10トンのバイオエタノールを生産する設備が今年稼動する予定だ。
引き続き海外展示会や今治タオルメッセの開催も検討する。海外展示会ではハビターレ展での成果を踏まえながら、他の展示会も調査。また、今治タオルメッセでは、より商談を重視した展示会を目指す。
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