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サマーインナー
より若い世代へ訴求 販路、用途、柄を工夫
2010年02月05日(Fri曜日)
綿クレープは緯糸に強撚糸を使うため、生地表面にシボがある。そのため吸水速乾性に優れ、着心地のよさは“はけば分かる”とされながら、より若い世代にはいてもらうきっかけ作りは長年の課題でもあった。だが、これまでのクレープのイメージを払拭し、柄や用途、販路を変えた新しい提案で、少しずつ下の世代にも広まりつつある。
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クレープ肌着需要の大半は、白物ベーシック。70代以上をユーザーとする白物既存市場は継続して縮小しており、関連各社で経営のスリム化や商品の絞り込みが進む。在庫を残さず、7、8月の需要拡大時期にいかに追加で対応できるか。クレープを扱う企業にとって、業績を左右するのはこうした既存市場対応の部分だ。
しかし、年々パイが縮小するなかで、新たな需要を掘り起こす取り組みはやはり不可欠。そして、その重要性は年々高まっている。
アズの百貨店・専門店向けブランド「ステテコドットコム」に火がついたのは09年の夏。テレビ番組で取り上げられたこともあって話題となった。
客層の中心は20代、30代。ホームウエアとして、マドラスチェック柄などの人気が高い。4500円のステテコも、アウター中心の専門店では高くない。今年は1・5倍の柄数をそろえ、展開店舗を拡大する。
従来から若い世代にもはいてほしい、と取り組んできたアズは、2年前に「ステテコ研究所」をウエブ上に立ち上げ、ステテコに関する情報を発信している。
山城が作るおしゃれなステテコは、おみやげやギフトとしても人気が高い。ボトムは従来オリジナル柄のステテコが中心だったが、10春夏はクリエイティブブランドが使う残反で布帛のボトムを生産。年明けにインターネット上で発売した柄物は、冬にも関わらず10日で完売した。
用途開拓にも力を入れ、09年はクレープのアームカバーやスカーフを発売。今夏はTシャツを直営店、百貨店催事で売り出す。クレープではなく「京ちぢみ」として発信し、本社のある京都らしさや高級感を持たせる。中心客は女性で、海外観光客のおみやげ需要も増加中だ。
クレープを使うステテコに限らず、2010春夏はさまざまなズボン下が登場する。リラクシングウエアとしての布帛ロンパンや、夏の下着として冷感機能を持つニットのズボン下、ファッションアイテムとしてのメンズレギンスなど、用途もバリエーションも多彩に広がる。それだけに、ステテコへの注目度も高い。安物が出回るなどの懸念はあるが、一方でステテコを広く知ってもらう機会であり、市場拡大のチャンスでもある。
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