メーカー別 繊維ニュース

ごえんぼう

2010年05月26日(Wed曜日) 午後1時19分

 「多品種小ロットの注文が増えたから仕方なく、という意識で対応してきたが、それを効率的にこなす方法を科学してみたい」▼工場長だった10年前、クラボウの青山克己取締役はそう語っていた。同社が10万錘強の紡機を国内に維持できているのは、全工場にこのような発想があったからだろう▼少品種大ロット生産で国内工場を維持することが難しいのは、それを志向してきた大手紡績会社の挫折からも明らかだ。しかし、多品種小ロット生産をめざす紡績会社の中には健闘事例もある。独特な生産販売体制を組み、顧客の支持を得ている。その能力をテコに、海外市場を開拓しようとする動きさえある▼「海外工場分も含めると日本は300万錘の設備を持つ。これは一つの大きな塊だ」と村田機械。共同開発に意欲を示す機械メーカー、さらには顧客を巻き込み科学すれば、もっと魅力的な仕組みを作れるかもしれない。