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中国のワインダー、AJ輸入税/免除中止報道に困惑/課税の事実確認できず

2010年06月14日(Mon曜日) 午前10時11分

 中国当局が、リンク型を除く自動ワインダーとエアジェット(AJ)織機に対する輸入税の免除を4月25日に中止したと、中国の一部メディアが6月に入って報じた。この報道に、日本の機械メーカーの間では困惑の声があがっている。

 報道によると、リンク型を除く自動ワインダーとAJ織機が「輸入にかかる税を免除しない重大技術設備と製品リスト」に加えられ、輸入関税、輸入段階でかかる増値税ともに免除の対象からはずされたという。ところが豊田自動織機によると、課税の事実は確認できず「現在も中国は無税で輸入している」(同社広報)という。「AJ織機については、中国産と日本産の技術格差が大きいことを中国繊維業界首脳も認めてくれており、積極的に輸入するとの力強い発言を得ている」こともあって、今回の報道に困惑しているようだ。自動ワインダーを製造販売する村田機械も課税を確認していないようで、「営業活動には何の影響も出ていない」とコメントしている。

 中国当局は08年に、AJ織機と自動ワインダーを免税対象から外したものの、税率を0%としたため、中国企業はその後も無税で両機種を輸入していた。同年から、17%の増値税は課されるようになったが、リーマンショック後の景気刺激対策として、これについては一定の還付がなされているという。