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村田機械/受注額が前回の倍以上/「ITMAアジア」で

2010年06月30日(Wed曜日) 午後2時16分

 村田機械の「ITMAアジア+CITME」展における受注額が、自動ワインダー「No.21C―Sプロセスコーナ」を中心に前回の同展の2倍以上に達した。産業資材用ダブルツイスター「No.3M6」への引き合いも旺盛だった。

 同展へは、「購入を決めるつもりで来場する顧客が多かった」(野村貫則営業部長)。前回展でもその傾向はあったが、今回はそのような顧客が一段と増えた。このため「最終日の午前中まで忙しかった」という。

 自動ワインダー「No.21C―S」の購入を決めた顧客が多かった背景には、自動化率を上げるという方針を政府が打ち出していることに加え、人手不足がある。ボビン自動供給タイプを採用する事例がこの1、2年中国で増えているのも、人手不足対策だと同社はみている。

 ダブルツイスター製造を継続できるか否かの「最後の勝負」(野村部長)のつもりで投入した「No.3M6」も好評を得た。同機は、機能を必要なものだけに絞り込んだシンプルな設計になっている。このことによる価格競争力の向上と、日本製ならではの性能が受け、中国、韓国、台湾などから引き合いを得た。同機種を発売して「本当によかった」(同)と語る。

 渦流紡糸「ボルテックス」用精紡機も注目された。同紡機が、レーヨン系の紡績糸を差別化するのに適するためだ。