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村田機械/ワインダー2月まで満杯/「ボルテックス」も10月埋まる

2010年07月05日(Mon曜日) 午前11時15分

 村田機械の自動ワインダーと、渦流紡糸「ボルテックス」精紡機への需要が世界的に高まっている。この結果同社の生産スペースは、自動ワインダーが来年2月まで、「ボルテックス」が今年10月まで埋まった。

 今年度の同社自動ワインダー出荷台数を仕向け地別でみると、50%が中国、30%がインド、20%が東南アジア及びトルコ向けになる見込み。中国向けが好調なのは、同国政府がワインダーの自動化を促していることに加え、人手不足解消のためにも自動ワインダーが必要になっているため。中国は1月から、自動ワインダーの輸入に2%の関税を課しているが「ユーザーの購買意欲には全く影響を与えていない」という。インド向けが好調な背景には、同国で綿製品需要が拡大していることに加え、欧米向け輸出の回復がある。

 「ボルテックス」精紡機の月産能力は30台。10月まではフル稼働状態が続く。11月から来年3月にかけては月産15~20台へ落ちる見込みだが、4月以降は再び30台体制へ戻りそうだという。今年度の出荷台数を仕向け地別にみると、中国向けが最も多く全体の30%強を占める見込み。それにインド、インドネシア、ベトナム、ブラジル向けがほぼ均等率で続く形になりそうだ。「ボルテックス」精紡機への需要が高まっている背景には、レーヨン系繊維の紡績に同機が適しているとの評価が定着しているためだ。