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三一紡績/難燃素材を世界展開/「ネバラン」ブランド立ち上げ

2010年09月06日(Mon曜日) 午前11時21分

 【ソウル=宇治光洋】韓国の大手紡績、三一紡績はこのほど、難燃素材の総合ブランド「ネバラン」を立ち上げた。「プレビューイン・ソウル」にも5年ぶりに出展し、ネバランを披露。今後は日本を含めた世界市場への提案を行う計画だ。

 ネバランは、レンチングの難燃レーヨン「レンチングFR」やアラミド繊維、モダクリルなどを混紡した糸・生地による難燃素材の総合ブランドとして09年末に立ち上げた。現在はアラミド繊維100%、レンチングFR70%・アラミド30%、同50%・50%、同30%・70%、レンチングFR70%・モダクリル30%、同50%・50%をラインアップ。

 今後は、世界市場への販売を目指しており、そのための各国認証基準クリアを進めている。11年春までにはEUでの認証を取得見通しで、その後は各国の認証取得を進める考えだ。日本市場も有力市場として重点的に取り組む考え。

 同社は、韓国を代表するレーヨン紡績会社。レンチングの精製セルロース繊維「テンセル」やHWMレーヨン「モダール」の商品化で豊富な実績を持つ。設備面では村田機械の革新空気精紡機「ボルテックス」を積極的に導入。レンチングの原綿をボルテックスで紡績した糸「エコシル」は日本へも輸出している。設備は現在、リング精紡機4万3000錘、ボルテックス40台を保有し、リング換算では合計約8万5000錘の規模となっている。