メーカー別 繊維ニュース

インテキ上海プレビュー・ジャパンパワーを問う(5)

2010年10月05日(Tue曜日) 午前11時14分

村田機械/「ボルテックス」をPR

 村田機械は今回が初出展。渦流紡績糸「ボルテックス」と従来糸との違いや優位性を示し、ボルテックス糸の良さをマーケットに認知してもらうことを狙う。リング糸との比較サンプルなどを用いるとともに、ボルテックス精紡機を保有する顧客から提供された高品質のサンプルや最終製品を展示し、同機によって広がる製品開発の可能性を提案する。

 紡績糸の多くは、リング紡績法かオープンエンド紡績法で作られたものだが、ボルテックスはこれらとは異なる紡績方法によるもの。空気の旋回流によって繊維の先端を糸の中心部に収束させながら、後端を他の繊維に巻き付けるようにして外層を形成させる。このため、リング紡績糸と比較するとピリングが発生しにくく、毛羽が少なく、洗濯耐久性、吸水性に優れる。

 レーヨン紡績糸使いの編み地がブームになるなかで、ピリングが発生しにくい特徴が注目を浴びているほか、ボルテックス機によるレーヨン紡績糸の独特な感触が、アウター素材として適していたことから人気が高まっている。ピリングが発生しにくいという特徴を生かし、ポリエステル短繊維使いの紡績糸でもボルテックス機は注目されている。

東レ/5年ぶり4度目の出展

 東レは今回の出展が5年ぶり4度目。今回展ではスポーツウエアやファッションウエア向けの主要素材を出品し、展示会後の具体的な商談に結びつけたい考えだ。11秋冬向けに同社独自の高性能な機能素材、豊かな表情の高質感素材、環境に優しい素材など主要な日本製素材を二次製品で紹介する。

 スポーツウエア向けの重点素材は「ダーミザクス」や「フィールドセンサー」など。ファッションウエア向けの重点素材は「エクセーヌ」やシルキー調の生地。なお、同社グループとして中国法人である東麗〈中国〉も別ブースで出展する。