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村田機械/「ボルテックス」シンポ開く/上海で技術・製品を紹介

2010年11月16日(Tue曜日) 午前1時41分

 【上海支局】村田機械は12日、「2010年ボルテックステキスタイル・アパレルシンポジウム」を上海市の上海世貿商城(上海マート)で開いた。同社の空気渦流精紡機「ボルテックス」の技術とボルテックスで作った製品を紹介するもので、主催は上海マート、村田機械〈上海〉、上海シェリーファッションデザイン。約130人が参加し、急きょ席を増やす盛況となった。

 村田機械繊維機械事業部の野村貫則営業部長がまず「最も繊維に近い場所で開かれる今回のシンポジウムでボルテックスの特徴を理解し、非常に厳しい繊維の状況の中で勝ち抜く方法を見出してほしい」とあいさつ。

 続いて同事業部の澤田晴稔技術主任がボルテックスについて説明した。ボルテックスの紡績原理と糸の構造、特徴、リング紡績糸・生地やオープンエンド(OE)紡績糸・生地との物性比較を述べ、さらにボルテックスの普及状況を明らかにした。それによると、今年9月現在で出荷台数は700台に達し、25カ国・地域に100ユーザー企業を擁している。出荷台数の31%を東南アジア、27%を中国が占めており、両地域合わせて58%になるという。

 レンチングファイバーズ〈上海〉テキスタイル繊維事業部の高建平技術サービス・業務開発経理は、ボルテックス、リング紡績、OE紡績の糸・生地比較を同社の経験に基づいて発表。ボルテックスの優位性と市場の急速拡大の可能性を結論として導いた。

 さらに、上海シェリーファッションデザインのシェリーモ痺チーフデザイナーが、ボルテックス生地を使用したアパレル制作の経験と勘所を、各種の服種や素材について紹介した。

 会場にはボルテックスの糸や生地を展示し、モデル5人によるファッションショーも行った。