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FDC/12春夏テーマは「適応」/「トレンド・パネル・エキシビジョン」

2010年11月19日(金曜日) 午後1時59分

 一宮地場産業ファッションデザインセンター(FDC)は18日までの3日間、2012春夏シーズンの素材情報を中心にパネル展で見せる「FDCトレンド・パネル・エキシビジョン」を開いた。地元の機業、染工場の関係者や学生が多数訪れた。

 12春夏トレンドの大きなテーマは「適応」。経済危機が終わり、新しい経済モデルが出現しつつあるなか、「人間が新しい人間性の構築のために自らの適応能力を発揮するまたとない機会」ととらえ、自然や時間などに溶け込んだ素材感がトレンドになってくるとの見方を示し、4つのテーマに沿った素材を展示した。

 「空」というテーマでは、ヘリウムガスを入れて膨らませたかのような超軽量の膨れ織りや、二重構造や多層にすることでふわふわ感を出したエアリー素材を紹介。カジュアル感を重視し、綿麻交織やキャンバス風生地に洗いをかけたり、柔軟加工を施したりしてソフトに仕上げたものは「人間味」というテーマでまとめた。

 また、草木染めや、不均一な表面感のあるスラブ素材などを「植物性」というテーマで表現。「泥のような」では湿ったような風合い、メタリックな光沢、艶やかな杢調など、まさに泥に似た表情を持った素材を集めた。

 期間中の16日には欧州のトレンド発信企業ネリーロディ社が「ネリーロディ2012春夏ファッショントレンドセミナー」を開いたほか、トヨシマビジネスシステムや島精機製作所がアパレルソリューションシステムを紹介した。