デニズリ輸出協会/日・トルコの貿易促進へ/ホームテキスタイルで商談会

2013年05月14日(Tue曜日) 午後1時14分

 【岡崎直子=デニズリ(トルコ)】トルコのデニズリ輸出協会(スレイマン・コジャサート会長)は、9~16日、同国政府機関の支援を受け、ホームテキスタイルの対日輸出拡大を目的に、日本からバイヤーを招き、トルコでビジネスマッチングを行っている。同協会主催としては初の試み。タオルを主体とする“メードバイ・デニズリ”の魅力をアピールする。

 デニズリは、綿花栽培でも有名なトルコ西南部のアナトリア地方に位置する、人口100万人ほどの都市。タオル関連製品を主体とするホームテキスタイルの主要産地だ。2012年の輸出実績を見ると、タオルが世界シェア8%、バスローブが同15%を占め、ベッドリネン類を含め、約150カ国にホームテキスタイルを輸出している。

 スレイマン会長は、「デニズリは、トルコにおけるホームテキスタイルの首都。高品質でファッション性に富み、リーズナブルなデニズリのホームテキスタイルは、日本市場にも合っている」と、自信を見せる。日本からは商社や小売業、ホームファッション関連の製造卸など7社11人が参加(プレス関係除く)。デニズリ側から参加した16社と商談し、ビジネスの可能性を探る。

 衣料品同様、欧米の著名ブランドや大手小売業のPBといったOEMで培った商品力は高い。紡績から製品まで一貫生産する企業も少なくなく、バンブーレーヨンやオーガニックコットン使い、また抗菌加工などの機能性商品などバラエティーに富む。少量のオーダーにも対応可能だ。

 ただ、日本企業の最大の懸念は距離的な問題による納期の問題。船積みで通常、3~6カ月ほどかかる。スレイマン会長はこれに対し、「両国間で進められているEPA交渉にからめて、日本への直行便を検討したい」などと、前向きな対応を示唆した。

 11、12日は合計5社の工場を視察。検反・検針を含む設備の状況や生産工程、ショールームなどじっくり見学した。14日からはイスタンブールへ移動。翌日開幕するトルコ最大のホームテキスタイル国際見本市「イスタンブール・ホームテキスタイル(EVTEKS)2012」での商談に臨む。