この人に聞く/価格訴求力と高品質で/ウルダーテキスタイル輸出連合副会長・オスマンヌリ・ジャニック氏

2014年05月23日(Fri曜日) 午前11時49分

 トルコのホームテキスタイル国際見本市「EVTEKS(エブテックス)」をサポートするウルダーテキスタイル輸出連合のオスマンヌリ・ジャニック副会長に、トルコのホームテキスタイルの現状や対日貿易について聞いた。(イスタンブールで長尾昇)

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――トルコのホームテキスタイル輸出の現状はいかがですか。

 トルコのホームテキスタイルは、価格訴求力と高品質を両立しています。トルコのテキスタイルとアパレルの2013年輸出額は258億ドルで、このうちホームテキスタイルの輸出は31億ドルに上ります。これは世界市場の5%のシェアを占めており、第3位に位置します。

 品目別ではタオルが6億9400万ドル、ベッドシーツが6億3300万ドル、その他ホームテキスタイルが4億2500万ドル、カーテンファブリックが3億7400万ドル、バスローブが2億1500万ドルなどとなっています。

 輸出先はドイツが5億8600万ドルとトップで、ロシアが3億6000万ドル、米国が2億3500万ドルと続きます。

――日本向け輸出の位置づけは。

 日本は1200万ドルと40番目となっていますが、上向き傾向にあります。日本向けは高価格ゾーンのものが輸出されており、重視しています。トルコと日本のEPA(経済連携協定)が締結されれば、ホームテキスタイル輸出にとってもさらにプラスに働くと考えています。

――世界市場で中国繊維企業との競合は。

 中国は生産コストが上昇しており、中国自身の輸入も増えていくと見込んでいます。ですからコンペティターとは位置づけていません。

――建国100周年となる23年には他産業を含めて5000億ドルの輸出を目指しています。

 その一翼を担うのがホームテキスタイルです。しかし、このままでは夢に終わります。他産業を含めてイノベーションが求められています。欧州やアジア向けを拡大していきます。