トルコ「エブテックス」/デザインや品質訴求/中国人の来場目立つ

2014年05月26日(Mon曜日) 午後1時49分

 【イスタンブール=長尾昇】イスタンブールで開かれていたトルコ最大のホームテキスタイル国際見本市「EVTEKS(エブテックス)」が、25日閉幕した。欧州や中東向けの生産基地となっているトルコは、デザイン性や品質が高く、欧州製と比べて価格優位性があり、展示会でもその強みを訴求した。来場者もその点を評価しており、中国国内のミドル層向けなどに提案するトルコ商材を探す中国人バイヤーの姿も目立った。

 トルコのホームテキスタイル関連輸出は世界第3位で、欧州や中東向けが主力となっており、2013年は前年対比13・5%増と勢いに乗る。展示会ではベルベットのキルティングや無地ライクのジャカード、ジオメトリック柄をはじめ、多様な素材やデザインを訴求。「知名度を上げて、ロシアやアジア向けを広げたい」(カーテン製造のエルヴィンテキスタイル)など、国内外バイヤーと活発な商談を行って拡販を図った。

 来場者は多国籍で、中国人も初日から多く見られた。トルコのホームテキスタイル輸出先で中国は29位と上位ではないものの、中国のテキスタイル輸入の金額ベースで見ると、13年に41%増と大きく増えている。中国人来場者からは「トルコのデザインは欧州の洗練されたデザインに近い。欧州製と比べると劣るが、中国よりトルコの方が欧州調のデザインで中国のミドル層向けに魅力的」(マーケティング会社)、「初めて来場した。トルコは品質のいいものを作っている」(貿易会社)など評価する声が聞かれ、今後両国の貿易が一層拡大しそうだ。