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ベトナム繊維公団/原材料生産を加速/輸入依存度引下げめざす

2015年02月02日(Mon曜日) 午後1時28分

 ベトナム繊維公団(ビナテックス)は今後、輸入原材料への依存度を下げるため、原材料生産事業に多額の投資をすることを予定している。レ・ティン・チューン社長によると、ビナテックスは2月1日から株式会社となり、さらに2017年に株式公開を予定する。ビナテックスは現在、51件の事業に投資しており、そのうち29件が製糸・織物生産と、同社長は語る。

 ビナテックスは今年、1億メートル以上の織布生産を予定しており、さらに複数の製糸・織物生産施設が稼働を始める2016年には3億メートルに増産する見通し。従来ビナテックスは、生産のための原材料の約37%を輸入していた。

 ベトナムの繊維・縫製産業による昨年輸出総額は好調に伸び、245億ドル(前年比16%)であった。繊維・縫製業は今後発効する予定の複数の自由貿易協定(FTA)の恩恵を受けることが予想されており、15年の目標輸出額は280億~285億ドルとなっている。

 FTAにより、繊維産業は今後10年で生産を倍増しうる。しかしながら、この機会を最大限に活用するには、繊維会社側の準備も必要となる。とくに、原材料の国内生産を増加させることが重要。

 米国、日本を含む12カ国による環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に加え、ベトナムは欧州連合、韓国とのFTA、ベラルーシ、カザフスタン及びロシアとの関税同盟締結の最終段階にある。〔アパレルリソース・イン・インドネシア〕