フーヴァル/上期、2割の増収に/海外からの受注拡大

2015年07月24日(Fri曜日) 午前10時45分

 洗い加工のフーヴァル(岡山県倉敷市)は上期(1~6月)、加工量が増えたことで売上高が前年同期比2割の増収だった。ジーンズのトレンド基調に加え、海外からの受注が拡大。トルコのテキスタイルメーカーと連携しながら、海外の展示会への出展を継続し、国内外での新規取引先の開拓を進める。

 同社は2009年に法人化し、11年にジーンズの染色洗い加工場を開設した新進気鋭の企業。2年前は加工量が落ち込み、創業以降初めて減収となったが、昨年からジーンズトレンドの復調により、受注量が伸び始め、今年に入ってからも堅調に推移。香港やイタリアなど「海外のファッションブランドからの受注も出てきた」(石橋秀次社長)ことで、売り上げを押し上げた。

 5月にはトルコのテキスタイルメーカー、Wデニムのオファーを受け、スペインで開かれた「デニム・バイ・プルミエール・ヴィジョン(PV)」に参加。フーヴァルが加工したジーンズを多数並べた。初めての出展だっただけにバルクに結び付く大きな受注はまだ無いが、様々なつながりができつつあり「可能性を感じる」(石橋社長)。出展の前にはトルコに立ち寄り、現地洗い加工場と双方の加工技術を両国でアピールしていくなど連携を図る。

 10月にオランダで開かれる「キングピン」や、11月にスペインで再び開かれるデニム・バイPVに出展する予定で、石橋社長は「常に挑戦者として、学ぶ気持ちを持ちながら、国内外の取引先の開拓に望みたい」と話す。

 一方で、縫製工場は5月に操業をいったん停止。中国研修生をやめて、今後は従業員を日本人だけにし、再操業する。現在、本社のスペースに10台ほどミシンを設置し、少しずつ人員を増やしながら、事業の拡大を進める。