メーカー別 繊維ニュース

トンボ/学校別注でライセンス契約/「イーストボーイ」発売へ

2015年09月25日(Fri曜日) 午前10時39分

 トンボ(岡山市)はこのほど、イーストボーイ(東京都渋谷区)とライセンス契約を結び、2017年の入学商戦から学校別注用途へ、制服ブランド「イーストボーイ」の販売に乗り出す。近藤知之社長は「初年度5校ぐらいからスタートし、最終的には50校の採用、上代(小売価格)ベースで10億円を目指したい」と話し、全国の公立、私立の中学・高校を中心に市場を広げる。

 イーストボーイは、米国東海岸発祥のトラッドファッションを基調に、ブレザーやチェックのスカートなどに、その伝統とスピリットを継承したスクールウエアで、女子学生を中心に定番スタイルとして人気のブランド。これまで一般の店頭市場でカジュアル制服をけん引してきたイーストボーイのイメージを引き継ぎ、学校別注向けに男女の制服として展開する。

 「大人っぽい」「高級感」「清潔感」をブランドイメージとして、ジャケットやボトム、シャツ、スカート、ネクタイ、リボン、ニット、ソックス、バッグのラインアップを予定。店頭商品でのイーストボーイはウール100%の製品が多いが、学校制服として毎日の着用に耐えられるようにウール50~60%の生地を使いながら、店頭商品と変わらないテーストで商品開発を進める。

 同社がライセンス契約を結ぶ制服ブランドとしては「カンサイスクールフォーム」「ヒロミチナカノ」「オリーブデオリーブスクール」「コムサデモードスクールレーベル」に続き5つ目。価格的に高いゾーンとなるが、近藤社長は「ネームバリューを生かして、大都市部を中心に広げたい」と話す。

<15年6月期/減収減益に>

 学生服製造大手、トンボ(岡山県)の2015年6月期連結決算は、売上高255億円(前期比1・0%減)、営業利益13億円(15・2%減)、経常利益14億円(7・2%減)と減収減益だった。純利益は在庫の評価基準の見直しで特別損失3億5000万円を計上し、6億2000万円(27・6%減)だった。

 各部門の売上高は、スクールがシェア率の高い地域で既存校の生徒数減少が響き193億円(1・3%減)。スポーツは新規校獲得で前年実績を上回ったが、OEMの解消などがあって39億円(3・6%減)だった。介護ウエアなどヘルスケアはニーズを的確にとらえた新商品の打ち出しで、17億円(9・7%増)となった。

 今期はMD本部の設置でマーチャンダイジングの強化に努めるとともに、「制服の5%程度の値上げと在庫管理の徹底、新商品・新ブランドの浸透の三本柱を進める」(近藤知之社長)方針。大都市圏の強化で広島営業所の支店化、北九州営業所の設立など拠点も整備し、売上高270億円、営業利益16億円、経常利益16億円、純利益8億9000万円を計画する。