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宇仁繊維/多彩な割繊糸使い打ち出す/「薄地と中肉の中間」も

2016年05月18日(Wed曜日) 午前11時49分

 宇仁繊維(大阪市中央区)は16秋冬、17春夏に向けて、「薄地のトレンドが強くなってきた」として得意のポリエステル薄地織物の拡販に改めて臨むとともに、「薄地と中肉の中間的な素材」や複合素材の開発、提案に力を注ぐ。

 同社は元々、ポリエステル薄地織物の無地、プリントを主力に業績拡大を続けてきた。近年は服地のトレンドがジャカードやレースなど、より装飾的なものや中肉厚地に振れるなかで同社もこうしたゾーンの素材開発に力を入れてきた。

 宇仁麻美子常務によると、レディースでヒットアイテムとなったガウチョパンツ向けの生地販売は同社でも好調。薄地と中肉素材の中間的な素材の荷動きが良いという。

 今後力を入れるのは、割繊糸を使ったドレープ系素材。平織り、サテン、綾織り、ジョーゼット、ジャカード、プリントなど多彩な割繊糸使いを打ち出す。また近年充実させてきた複合素材でも、キュプラ繊維や「テンセル」などとの組み合わせが進む。

 また北陸の提携工場に設備を保有する撚糸使いも「トレンドの流れもある」ことから改めて拡充を図るほか、主力のプリントでは「レトロマンス」をテーマにバンダナ柄や花柄の開発を強めるとともに、プリント下地の表面感のバリエーションも拡大していく。