PJBF/パキスタンへの関心高い/関税引き下げへ大きい期待

2016年06月02日(木曜日) 午前11時55分

 パキスタンと日本の貿易促進を目的に設立されたパキスタン・ジャパン・ビジネス・フォーラム(PJBF)は5月下旬、東京と大阪で商談会を開催した。パキスタンから繊維、医薬品、教育、医療機器、エンジニアリング、物流などの企業10数社が来日し、日本企業と商談した。日本企業のパキスタンへの関心が高まっている。

 PJBFによるパキスタン企業訪日ミッションは今回で4回目。商談会には東京で16社、大阪で12社の日本企業が来場し、商談を行った。とくに繊維製品への関心は高く、繊維製品の調達先としてパキスタンへの関心の高さをうかがわせる。

 商談会を主催するPJBFのマネージメントオフィサー、ムハマド・ファイサル氏は「日本への繊維製品輸出が拡大すれば、例えば日本からの繊維機械輸入が増加するなど両国の繊維貿易拡大はウイン・ウインの関係を目指せる」と話す。

 一方、「課題は関税の高さ」と指摘。このため現在、日本・パキスタン両国では2015年に繊維製品の関税を先行して引き下げる交渉を行うことで合意する覚書を締結。現在、実務レベルでの交渉が進められており、ムハマド・ナシール在大阪パキスタン領事によると、「早ければ年内にもなんらかの結論が出る」という。

 綿糸や綿織物では日本との貿易が元々盛んなパキスタンだが、繊維製品の関税が引き下げられれば、さらに多くの品目で日本・パキスタン間の貿易拡大が期待できそうだ。