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宇仁繊維 17春夏/複合系、天然系が人気/プリーツにも注目

2016年06月17日(Fri曜日) 午前11時48分

 宇仁繊維は17春夏に向けて、「プリント」「ナチュラル・ルック」「ネオ・ベーシック」「センシュアル」という4つのテーマで最新の開発生地を訴求する。9、10の両日に開いた東京展は過去最高レベルとなる1280人が来場するなど盛況だった。大阪展は17日まで、中央区の同社ショールームで開催中。

 プリントでは、トレンドと着やすさの両立を意識し、透け感のある花柄やペイズリー、モノトーンの柄のバリエーションなどを打ち出す。ナチュラル・ルックでは天然や複合をキーワードに、ドライタッチでしなやかな素材やきれいめの光沢感などを用意。ネオ・ベーシックは中肉素材を充実した「宇仁繊維の新定番」という位置づけで、落ち感や程よい反発感を持つ生地を提案する。センシュアルでは幾何のシースルーや繊細なニュアンスのシースルーといった透明感のある柄物を用意する。

 宇仁龍一社長によると、東京展には大手アパレルのトップや幹部クラスが大勢訪れた。同社は今期から、「ブランド深掘り作戦」と題して大手アパレルやSPAのブランド攻略に力を入れている。36の国内有名ブランドをターゲットに、ブランドごとの年間売上高を1億円超にするための施策だが、こうした取り組みがトップや幹部クラスの来場につながったとみられる。国内アパレル市場に元気が無いなかにあって、来場者数も昨年6月展の1314人に次ぐ規模になるなど盛況だった。

 宇仁麻美子常務によると東京展で人気を博した生地は、複合系、天然系、中肉素材、割繊糸使い、レース、落ち感のあるトリアセテート、「テンセル」使い――など。世界的なトレンドの流れと実際のリアルクローズとを融合させた「4つのテーマがそれぞれ的を射ていた」ことで、来場者からは「分かりやすい」「見やすい」という評価も得たという。

 また、急速にトレンドに浮上したプリーツも、昨年から連携を進めるオザキプリーツ(福岡市)とのコラボを背景にコーナーを設けて訴求。「プリーツを探しに来た」という来場者もいたほど人気を集めた。