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宇仁繊維/プリーツ生地備蓄販売へ/「新たな商材」として投入

2016年07月13日(Wed曜日) 午前11時52分

 宇仁繊維(大阪市中央区)は今後、新たな備蓄生地のシリーズとして「プリーツテキスタイル」を投入する。これまで関係を深めてきたオザキプリーツ(福岡市)との連携によるもので、アパレル向けやホームソーイング向けとして拡販に臨む。

 このほど東京や大阪で開いた個展でコーナーを設けてプリーツ生地を訴求したところ、「かなりの反響があった」(宇仁龍一社長)こともあり、大々的に取り組むことを決めた。「当社の新たな武器の一つになる」として、備蓄販売を計画する。

 オザキプリーツに対して5000メートルのプリーツ加工を既に依頼済みで、その後は現物を備蓄し、「試験的な意味合いも込めて販売を開始する」。

 品番は約20点で、プリーツの種類は8パターン。シフォンを軸にサテンやツイルなどのポリエステルをベースクロスに綿も取りそろえる。得意とするプリントとの融合も試みる。

 販路はレディース向けが中心になるが、ホームソーイング向けとして切り売り市場への提案も強める。

 プリーツ生地について宇仁社長は「トレンドの追い風もあり、面白い試みになりそう」と期待を寄せるとともに、今回投入する備蓄販売のシリーズだけでなく、オザキプリーツとの連携による別注対応にも力を入れていく考え。

〈今期ここまで5%増収/堅調推移も計画には届かず〉

 宇仁繊維の宇仁龍一社長によると、2016年8月期はここまで前年同期比5%増収で推移している。期初に計画した15%増には届いていないものの、17期目となる今期も創業以来の連続増収は確実な情勢となった。

 国内向け生地販売、輸出ともに伸び率が鈍化しているのが期初計画に対する下振れ要因。

 一方、今期の重点戦略として掲げていた大手ブランドからの別注獲得を目指す「ブランド深掘り作戦」は一定の進展を見せており、「今後はもっと本格化していく」と話す。