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瀧定大阪グループ 17年1月期見通し/サプライヤー事業は増収増益/消費ブランド事業は低迷

2016年10月05日(Wed曜日) 午前11時17分

 瀧定大阪(大阪市浪速区)は3日に開いた会見で、2017年1月期の業績見通しを発表した。スタイレムを中核とするサプライヤー事業は増収増益だが、消費ブランド事業は減収、赤字幅拡大になる見込み。(一部既報)

 サプライヤー事業は売上高が920億円(前期比2・5%増)、営業利益が18億円(14・7%増)、経常利益が16億円(41・8%増)、純利益が16億円(45・1%増)と増収増益となる見込み。増収には上海など各海外現地法人の好調に加えて国内服地販売も微増収と堅調に推移していることが、増益には主に製品事業で収益性を高めたことが寄与する。

 一方、消費ブランド事業は売上高が87億円(15・1%減)、営業損益が22億円の損失(前期は18億円の損失)、経常損益が22億円の損失(前期は20億円の損失)、純利益が51億円の損失(前期は21億円の損失)と苦戦を強いられる。減収要因は主に不採算店舗の撤退などリブランディングを進めたことによる。

 グループ本社である瀧定大阪は売上高が34億円(1・5%増)、営業利益が8億6000万円(25・4%増)、経常利益が33億円(16・7%減)、純損益が175億円の損失(前期は21億円の黒字)となる。大幅な純損失は、為替デリバティブ契約解約違約金として220億円を計上したことによる。

 この結果、グループ合計は売上高が1000億円(横ばい)、営業利益が4億7200万円(9・9%減)、経常利益が14億円(60・0%減)、純損益が223億円の損失(前期は11億円の黒字)になる。

 瀧定大阪の瀧隆太社長は3日の会見で、来期以降は低迷する消費ブランド事業の収益性向上と財務内容の正常化に全力を挙げるとともに、スタイレムを軸に今後は「基盤固めとチャレンジの順番を間違えないように運営していきたい」と述べた。

 グループ体制は、瀧定大阪をグループ本社とし、サプライヤー事業にスタイレム、瀧定関西商品センター、アティーヴォ、リヴァイヴ、豊栄商会、瀧定大阪商貿〈上海〉、時代夢国際〈上海〉、時代夢国際〈深セン〉、時代夢国際〈香港〉、アイパレット〈香港〉、スタイレム イタリア、スタイレムインターナショナル インディアが属し、消費ブランド事業にオリーブ デ オリーブ、スタニングルアー、シアタープロダクツ、ミリオンカラッツ、ライオンハート、T.C.PLACE、上海欧麗芙之欧麗芙貿易が属する。