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「インテキ上海」が開幕/過去最大の日本館で訴求/初日来場者の出足は好調

2016年10月12日(Wed曜日) 午前10時41分

 世界最大級の服地・副資材見本市「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス秋2016」が11日、中国・上海市の中国国家会展センター〈上海〉で開幕した。日本企業は過去最大の43社がブースを構える「ジャパン・パビリオン」を中心に、60社弱が出展。初日午前中の来場者の出足は好調で、活発な商談が期待される。会期は13日まで。

 今回展には29カ国・地域の約4600社が出展しており、展示面積は26万平方㍍となった。昨秋展と同じく、アパレル展「中国国際服装服飾博覧会(CHIC)」、糸・わた展「ヤーン・エキスポ」、ニット展「PHバリュー」との合同開催となる。初日午前中は天候にも恵まれ、来場者の出足は好調だ。

 同展の目玉の「国際館」には、約1100社が出展。「ミラノ・ウニカ(イタリア)」「ジャパン・パビリオン」など、おなじみの各国・地域のパビリオンに加え、香港企業が初めてパビリオンを設けた。

 今回展も「副資材」「デニム生地」「サステイナビリティー」「機能性テキスタイル」などの六つの専門コーナーを設置。機能性テキスタイル・コーナーでは、酸・アルカリ調整機能を持つ素材「SUPLI」を打ち出す東洋紡や、スマートテキスタイルを訴求する台湾の遠東新世紀、ローカルの取組先の開発品をアピールするインビスタ社のコーナーなど注目されている。

 ジャパン・パビリオンには、過去最大の43社が出展した。うち新規出展者は昨秋展の2倍となる10社。中国アパレル市場は厳しい状況が続くが、それでも輸出拡大を至上命題とする日本企業にとって、中国が重要市場であることを反映した格好だ。

 フランスの「プルミエール・ヴィジョン」(PV)、イタリアの「ミラノ・ウニカ」(MU)と同展をセットにして出展し、海外市場の開拓を進める日本企業の出展も見られる。PV、MUには中国ブランドの来場者が多く、PV、MUでプロモーションし、今回展での刈り取りを狙っている。

 サンウェルは日本製の定番品を中心に出展し、小ロット対応力をアピールする。同展に続き24日から2週間、上海現地法人の展示スペースで開催する個展では、別注品を訴求する予定だ。

 ヤギは、日本製の定番ストック品をメインに、尾州産地の高級日本製素材などもアピールしている。

 双日ファッションは、短納期・小ロット対応の日本製生地を訴求。同展には欧米ブランドの来場者が少なくないことを意識し、日本本社の海外事業部スタッフが応援に駆け付けた。

 宇仁繊維はカレンダー加工などの2次加工物や、レースを充実させた。現地法人、小紋貿易〈上海〉の池上裕之総経理付は「11月から本格化する17秋冬向けでは、2次加工物を仕掛けていく。その一部を今回出展している。今後は独自性をさらに打ち出し、内販を深堀したい」と話す。