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村田機械 現地法人/「ボルテックス」精紡機が急伸/差別化志向の高まり受け

2016年11月04日(Fri曜日) 午後2時58分

 【上海支局】村田機械の「ボルテックス」精紡機の中国内販が、大幅に伸長している。今年上半期(1~6月)の売り上げは、前年同期に比べ3倍弱に拡大した。好調の背景には、顧客の紡績企業が生産の省人化や商品の差別化を進めていることがある。(一部既報)

 今年春節(旧正月)明けの2月下旬から伸びが顕著になり、4~9月に急伸した。現在も好調を維持しており、納期が約1年になっている。

 好調の背景には、ローカル紡績企業が生き残りを図るため、差別化志向を高めていることや、差別化糸として「ボルテックス」の認知度が高まっていることがある。ボルテックス精紡機が得意とするレーヨン糸の市場拡大も追い風となった。

 現地法人の村田機械〈上海〉営業本部繊維機械事業部紡機部の吉井淳経理は、「合繊の紡績企業が顧客の中心だが、今後は棉紡績にも拡大していきたい」と話す。

 同社の繊維機械の内販は昨年まで自動ワインダーが主力だったが、現在の売り上げベースの割合はボルテックス精紡機6割、自動ワインダー4割と逆転している。自動ワインダーは今年、需要の低迷により苦戦している。