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インドネシアAPI/「インドとの協力で繊維産業再活性化を」

2016年11月07日(Mon曜日) 午後4時14分

 インドネシア繊維業者協会(API)は、同国繊維産業再活性化のためにインドとの協力を呼び掛けている。「ジャカルタポスト」が報じた。

 国内の繊維産業関係者に対し、生産施設を定期的に改善し、インドネシアの繊維製品の世界市場での競争力を維持することに努めるよう呼び掛けた。APIのアデ・スドラジャット会長は、国内の多くの繊維メーカーの多くがいまだに旧式の機材に頼っており、世界的に需要が低下する中、機材への投資にますます後ろ向きになっていると話す。この問題に対応するためアデ会長は例として、繊維機材部門で世界を主導する立場にあるとされるインドの繊維機材製造業者と国内企業との仲介を政府が行うことを提案した。

 アデ会長は、バンドンで開催された〈「第10回インド国際繊維機械展示会(インドITME―2016)」の紹介イベント〉に参加した後、「例えば、縫製繊維機材購入のための信用供与などを通じて、インドネシアとインドは協力体制を強化することができる」と語っている。

 同会長によると、現在インドには製糸、染色機械の製造企業が少なくとも1000社存在する。人口約12億人のインドは、繊維産業だけで4500万人の労働者を擁する。

〈輸出停滞打破へ〉

 インドネシアの主要貿易相手国である日本や米国からの発注の減少などを要因として、過去5年間、インドネシアの繊維輸出は伸び悩んでいる。中央統計局(BPS)の貿易統計によると、2011年から繊維輸出は年間130億ドル程度で足踏みしている。

 もう一つ、貿易相手としてのインドの優れた点は、インド製の縫製機材の価格が中国製と同程度で安価であることだとアデ会長は指摘する。

 インドITME―2016のサンジィ・ラティア会長は、インドの繊維産業は政府の輸出促進策を受け、成長を続けるであろうと楽観的な見方を明かす。同会長によると、インド政府は今後5年間で繊維品輸出を年間300億ドル増の規模に拡大し、縫製産業で1000万人の新規雇用創出を目指している。「昨年の輸出額は450億ドルだった。今年も輸出額はおよそ6~8%成長すると見込まれている。インドは繊維品の巨大なマーケットを擁している」と言う。

 インドITME―2016は12月3日から8日までムンバイのボンベイコンベンション・エキシビションセンターで開催される。このイベントは1500社以上の出展者がさまざまな繊維機材、アクセサリー、部品、革新的な繊維技術を展示するもので、繊維業界で世界最大規模の展示会の一つ。

 PPSの統計によると、世界市場でのインドネシアの繊維・アパレル製品の競争力は2014年だけで1・3%低下している。その半面、ベトナムは競争力を前年比で1・8%上昇させた。インドネシアの競争力低下は米国・欧州市場でも明らかであり、米国市場では25%、欧州市場では3%の低下を示している。

〔アパレルリソース・イン・インドシナ〕