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新内外綿/新設備駆使し商品開発加速/産地向けで需要掘り起し

2016年11月09日(Wed曜日) 午後4時43分

 新内外綿は本年度下半期(2016年10月~17年3月)の重点方針として新商品開発の加速を掲げる。9月末に新規導入した最新鋭の革新紡機を活用する。産地への糸売りが減少傾向にあることから、営業活動の強化で需要も掘り起こす。

 新内外綿は9月末に村田機械の渦流精紡機「ボルテックス」の最新鋭機1台を新規導入した。現在、据え付け後のテスト稼働を実施中だ。福井眞吾社長は「当社として初めて導入する機械。これを活用して新商品の開発を進める」と話す。早ければ来年2月に開催される糸総合展「ジャパン・ヤーン・フェア」に出展し、新設備で開発した商品を披露する構想だ。

 国内産地への糸販売もタオル向けを除いては減少傾向だ。「アパレルの商況の悪さや、昨年の暖冬の悪影響が出ている」ことが要因と考えられる。このため、下期は産地で糸需要の掘り起こしに改めて取り組む。東北地方や新潟など「これまで十分に行ききれていなかった産地への提案を強化する」と考える。一方、テキスタイル販売は、上期にニット生地が好調も織物で大口案件の失注から苦戦した。このため「商社などとの取り組みを強化し、上期失注分の回復を進める」と、商社ルートでの拡販に取り組む。苦戦が続いている製品は不採算品からの撤退しながら、セレクトショップ系アパレルなどへ販売シフトすることで事業の再構築を進める戦略だ。