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カンボジア/衣類消費市場として中国企業が注目

2016年12月06日(Tue曜日) 午後4時38分

 カンボジア・シアヌークビル経済特区(SSEZ)のジャック・チェン会長は、中国・江蘇省の紅豆集団がカンボジアの消費動向調査を行っており、カンボジアでの店舗開設に関心を示していると述べた。「クメール・タイムズ」が報じた。

 SSEZで製造される製品のほとんどが中国か欧米に出荷されているが、紅豆集団はカンボジアでのいわゆる高品質製品の市場がどの程度成熟しているか調査する見込みであるという。「ワーキンググループがカンボジアを訪問し、市場、店舗設置場所、カンボジア人の嗜好(しこう)などを調査する予定だ」と、江蘇省無錫市で先頃行われた会合でチェン会長は報道関係者に述べた。

 紅豆集団は縫製分野で事業を行っており、タイヤなどのゴム原材料も製造している。「いつ事業を開始するかはこうした情報を全て収集してから決定することになる」と同会長は述べた。

 紅豆集団によれば、この動きは同グループの主要市場である中国以外への事業の多様化の一環。

 紅豆集団はまずプノンペンに店舗を開設し、そこから展開していくことを予定している。同集団は、中国市場向けとしてジャケットその他の男性用、女性用衣類をカンボジアで生産している。カンボジアに出店した場合、製品はほとんどSSEZで生産されたものになるが、費用や需要によっては中国から輸入することもあり得るとみる。「カンボジア人にとって低価格で、高品質な製品を提供できるはず」(紅豆集団)と言う。

 カンボジアには500以上の縫製工場が存在し、80万人以上が雇用されている。

 SSEZには生産工場103社が入居し、16万人が働いている。チェン会長は、SSEZがいずれ300工場規模まで成長し、80万人から100万人を雇用できるようになることを望むと述べた。

 SSEZに入居する工場のほとんどが中国企業で、日本、米国、フランス、韓国、ベトナム、タイ、アイルランド企業の工場も入居している。多くの工場が縫製・繊維製品を主に製造しているが、機械、ベニヤ板や家電の製造工場もいくつか存在する。

〔アパレルリソース・イン・インドシナ〕