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スタイレムの中国事業/5年連続増収増益へ/日本製生地の内販が貢献

2016年12月19日(Mon曜日) 午後4時46分

 【上海支局】スタイレムの中国事業は今年、5年連続の増収増益を達成する見通しだ。日本製生地の内販拡大が貢献する。来年は華南市場の開拓に本腰を入れ、世界最大級の服地・副資材展「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」に出展し新規顧客を増やすことで、さらなる成長を目指す。

 今年も高価格帯の日本製生地の売り上げが伸びた。市況の低迷で与信管理の難度が増しているが、それでも優良顧客になる可能性がある「規模の小さい顧客の開拓の手を緩めなかった」(安田季隆・中国総代表)ことが功を奏した。回収は今のところ順調という。「顧客が顧客を呼ぶ」好循環が続いており、大手から中小・零細まで幅広い顧客の開拓に成功した。

 一方、上海を中心とした華東エリアと比較し、華南エリアの開拓余地が大きいと判断し、来年は同地での営業に特に注力する。その一環として、来年2月末に広東省深セン市の現地法人、時代夢商貿〈深セン〉の事務所を移転拡張する。常設展示コーナーを含めた床面積は倍増となる。

 インターテキスタイル上海には、11年の設立当初数回出展したが、その後個展の単独開催に切り替えていた。来年は3月開催の同春展と10月の秋展、さらに7月の「インターテキスタイル・パビリオン深セン」に大型ブースを設け、改めて新規開拓と知名度アップを図る。

 このほか、中国でのモノ作りと、日本本社との連携強化にも取り組む。「為替の影響を受けない地産地消の割合を増やしていきたい。また本社との連携を引き続き強め、グループ一体となって内販を拡大していく」と安田氏は話す。