香港衣類の南旋/越工場2期 来年稼働/年産能力は1700万枚に

2016年12月19日(Mon曜日) 午後4時47分

 香港上場で、衣料品の受託生産を手掛ける南旋控股の王恵栄・最高執行責任者(COO)はこのほど、早ければ来年4月にもベトナム工場2期を稼働すると明らかにした。ベトナム工場の全面稼働で、広東工場(同省恵州市)を合わせた同社全体の年産能力は4700万枚に拡大する。14日付「大公報」などが伝えた。

 2期の年産能力は1260万枚で、1期と合わせると1700万枚となる計算。人件費の安いベトナムでの生産拡大に伴い、同社全体の利益率が向上する見通し。

 王COOは、将来的にベトナムの人件費の伸び率が現在比で2桁%台を示すと予想。ただ上昇後も中国本土の5割程度で済むとみている。

 同社会計年度の下半期(2016年10月~17年3月)の見通しについては、日本向けが好調に推移すると指摘。日本・ベトナム経済連携協定が追い風となり、近く日本企業2社との取引が実現する可能性に触れた。

 同社が11月に発表した16年9月中間期決算は、純利益が前年同期比45%増の2億2540万香港ドル、売上高が0・9%増の17億7200万香港ドルだった。王COOによると、このうち売り上げの約6割を占めるファーストリテイリング傘下のユニクロ向けは2割伸びたという。

 南旋控股はユニクロのほか、米ファッションブランドのトミーヒルフィガーや米通販ブランドのランズエンド向けにも供給している。米国向けの販売は現在落ち込んでいるものの、向こう1年で顧客の開拓を進めて挽回する考え。〔NNA〕