メーカー別 繊維ニュース

年頭所感

2017年01月05日(木曜日) 午後3時25分

〈中期経営課題の完遂を/東レ 社長 日覺 昭廣 氏〉

 まずは2016年度が仕上げとなる中期経営課題「プロジェクト AP―G2016」の完遂に向けて全力で取り組むことになる。その上で、先端材料で世界をリードするトップメーカーとしての地位を盤石なものにするための次期中期経営課題を策定する。長期経営ビジョン「AP―Growth TORAY2020」の目指す方向は、持続的な収益拡大や環境保全への役割を果たすなど、全てのステークホルダーにとって高い存在価値のある企業グループであり続けることであり、その実現に向け、東レグループの総力を結集して取り組む。

〈あるべき姿を描いて進む/帝人 社長 鈴木 純 氏〉

 2016年は修正中期計画の最終年であり、決めたことをやりきる集大成の1年にすべく「構造改革」「成長戦略」「発展戦略」に取り組んだ。17年度から始まる次期中期経営計画では、10年後の「あるべき姿」を描き、そこから逆算的に次の3年間に実行すべきことをアクションプランとして落とし込む。マテリアル事業、ヘルスケア事業を2本の柱として、ITでいかに両事業を支えていくか、種をまいたばかりの小さな事業をどのように高収益事業に育成していくかが鍵となる。

〈新生ユニチカの実現を/ユニチカ 社長 注連 浩行 氏〉

 2017年は、事業ポートフォリオ改革から成長戦略の推進へ軸足を移した成果が問われる大変重要な年であり、中期経営計画の推進で築いてきた高収益体質を確固たるものとしながら、いかにして売上高を拡大していくかが課題となる。そのためには、成長戦略をさらに加速するとともに、グローバル市場への事業展開の加速・拡大が不可欠と考えている。景気変動の影響を受けにくい筋肉質の高収益企業を目指して持続的に成長する企業「新生ユニチカ」の実現に向けて取り組む。

〈新たな挑戦で未来を開く/日清紡ホールディングス 社長 河田 正也 氏〉

 2017年のスローガンを「技術新時代・超スマート社会への挑戦」とした。その展開に当たって、従業員には「イノベーション、テクノロジー(技術力・開発力)、マーケティング、ビジネスシステムに関わるコアコンピタンスを高めること」などの4点を要望していく。新たな挑戦なくして将来の展望は開けないと言っても過言ではなく、新しい技術の時代・超スマート社会の到来に、傍観者ではなく当事者として積極的かつ柔軟に挑戦し、未来を切り開く弾みの年にする。

〈地道に準備重ねる王道を/クラボウ 社長 藤田 晴哉 氏〉

 当社を取り巻く環境は先行きの見えない不確実性の時代を迎えた。不確実性の時代においては、どのような変化が起ころうとも慌てず、機敏に、適切に対応できるように日頃から地道に準備を重ねるという王道が大切だ。今年の干支は「丁酉」。勢いが盛んな物でも従来の発想では陰りが見える時という意味。本年こそ時代を超える第一歩のために初代社長・大原孝四郎の「やる可し、大いにやる可し」のチャレンジ精神を忘れずに経営理念「私たちクラボウは、新しい価値の創造を通じて生活文化の向上に貢献します」を実践する。

〈次の100年へ土台作り/日東紡 社長 辻 裕一 氏〉

 「社内外に風通しの良い企業風土をつくること」「研究・技術開発なくして日東紡の発展はありえない」「コーポレートガバナンスの構築と不断の見直し」の三つを大切にして事業を運営する。今年は、新中期経営計画がスタートするほか、6年後の2023年には創立100周年が控えており、次の100年に向けた土台を築いていく。事業を取り巻く環境には多くの波乱要因があると思うが、社員全員が自分と会社の未来を見据え、それぞれの長期展望を描き、将来新たな果実を結ぶための種をまく1年にしたい。

〈変革の取り組みを成果に/セーレン 会長 川田 達男 氏〉

 セーレングループは、「今は過去、今は未来」をキー・ワードに、3年後、5年後、10年後のあるべき姿は何か、そしてそれを実現するための課題を明確にし、企業変革に取り組んできた。2017年はそれらをしっかりと成果に結び付けるために、(1)セーレンの可能性をグローバル市場に広げる(2)デジタルプロダクションシステム「ビスコテックス」の可能性のさらなる追求(3)パーソナルオーダー「ビスコテックス メイクユアブランド」の全国展開加速――などの重点戦略に取り組む。

〈環境変化に組織も即応/蝶理 社長 先濵 一夫 氏〉

 中期経営計画「躍進2016」の仕上げが最重要課題。上半期は順調な業績を計上することができ、過去最高益を更新できる位置にある。今を変えなければ未来は変えることはできないと認識し、足元の変化、事業環境変化に即応して機動的・能動的に社内組織も変えていく。組織をヨットに例えると、新しい船ができても乗組員である社員が団結しなければ、うまく風をつかんで、早く安全に走ることはできない。さらに高い目標を目指すためには、目標をしっかりと全員で共有することが重要。