メーカー別 繊維ニュース

年頭所感-3

2017年01月06日(金曜日) 午後2時30分

〈ESG経営やCSR活動に注力/旭化成 社長 小堀 秀毅 氏〉

 旭化成グループは「世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します」という理念の下、レスポンシブル・ケア活動や多様な事業活動を通じて社会の課題の解決を目指すことで企業価値増大を図ってきた。今後は環境問題や社会問題の解決を図り、持続的に成長していくためにESG(環境・社会・ガバナンス)経営やCSR活動により積極的に取り組んでいきたい。企業価値の向上には従業員一人一人が「クリーンな環境エネルギー社会」「健康・快適で安心な長寿社会」の実現に貢献していく意識を持って、力を合わせることが必要。新たな飛躍の基盤の年となるよう一緒に頑張っていこう。

〈成長ステージの階段上る/東洋紡 社長 楢原 誠慈 氏〉

 今年度は、新鋭機のフル稼働や最適生産体制の構築、中計アクションプランが軌道に乗り出したフィルム事業などで、安定収益である前年並みの利益を確保できる見通しになっている。「コスモシャインSRF」フィルムの本格拡大モードやエアバッグ事業におけるグロバールでの体制整備に加え、骨の再生誘導材や次世代の海水淡水化膜など未来につながる「夢」も具体化してきた。新たな成長ステージの階段を上るところに来ており、第一歩である足元の目標を達成する。

〈着実な一歩を踏み出す/クラレ 社長 伊藤 正明 氏〉

 2017年は中期経営計画「GS―STEP」の最終年度であるとともに、次期中期経営計画を策定する年となる。さらに本年はクラレケミカルをクラレの炭素材料事業部として迎え入れ、新たなクラレとして出発する年でもある。それぞれがGS―STEPで計画した施策を振り返り、やり残した課題や修正すべき課題があれば早急に必要な行動に着手して、具体的に見える成果につなげていただきたい。いろいろな困難、課題に直面することと思うが、自分たちのやるべき仕事と克服すべき課題にしっかり取り組み、次なるステップに向けて着実な一歩を踏み出そう。

〈統合効果を最大化/三菱レイヨン 社長 越智 仁 氏〉

 2017年は創業84年目となるが、三菱レイヨンとしての区切りを付け、三菱化学と三菱樹脂との3社統合による新会社三菱ケミカルが4月に発足する。三菱ケミカルとして、(1)保安・安全の強化(2)「MMA 一本足」からの脱却に向けたポートフォリオ改革(3)グローバル体制の強化(4)コミュニケーションの強化と人を活かす経営(5)化学系3社統合による新たな成長の加速――の5点を追求することで、統合効果を最大化させる。今後の大きな飛躍に向けて、力強い一歩を踏み出したい。

〈「変革」以外に生き残る道なし/ニッケ 社長 富田 一弥 氏〉

 世の中の情勢は事前の予想を覆すものが多く、何が起こるか分からない。未来が読めないのはニッケグループが置かれている状況も同じ。この先10年、現在と同じ手法が通用するとは思えない。変化する経営環境に合わせ、自らがしなやかに「変革」していく以外に生き残る道はない。明日につながる一手を打とう。今日をありたい明日、未来へつながる1日にするために1日1日を無為に過ごさず、目的意識を持つこと。この積み重ねが10年、20年と続く。

〈大きな飛躍の年へ/帝人フロンティア 社長 日光 信二 氏〉

 「とりこむ」に通じる酉年は商機を取り込む商売繁盛の1年。4月から産業資材用ポリエステル繊維事業が合流することにより新たな始まりを迎え、大きく飛躍する年になると確信している。帝人グループの全てのポリエステル繊維事業を運営することになり、製造拠点を有する会社となる。業界で唯一の製販一貫ビジネスを成し遂げ、開発力と提案力を有する極めて競争力ある事業体になる。失敗を恐れず果敢に挑戦し、新たな価値を創造し、未来の社会を支える会社でありたい。

〈常識疑い、計画、行動/小松精練 社長 池田 哲夫 氏〉

 めまぐるしい環境変化が起ころうとも、柔軟に対応できる万全の態勢を作り上げるため、全社員が行動計画の作成に参加し、3年後の「ありたい姿」を目指し、今年は何が必要かを検討していく。そのためには常識に疑問を持ち、しっかりと練られた行動計画を立案し、即実践に移すことが重要になる。特に、チームプレーの重要性を再認識した全部門の連携により結果を導き出すとともに、ブランド化と同等に重要ファクターとなっている生産納期の短縮化に取り組む。

〈全員参加で構造改革/サカイオーベックス 社長 松木 伸太郎 氏〉

 新中期経営計画3カ年の初年度に当たる今年の当社のスローガンは「全員参加で構造改革を進める年~営業力、企画・開発力、生産力の三位一体~」。昨年の国内経済はおおむね緩やかな回復基調で推移したが、不安定な世界情勢に為替や株価が左右されるなど先行きは予断を許さない。こうした環境下で構造改革を進めるためには各部署、グループ各社が連携し全体最適で行動しなくてはいけない。現実を見定め、あるべき姿、目標、夢を共有し、全ての役職員が努力していきたい。