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東洋紡とユニオンツール/ウエアで居眠り運転検知/「ココミ」採用で共同開発

2017年01月12日(木曜日) 午後3時23分

 東洋紡と工具・測定機器・医療機器製造のユニオンツール(東京都品川区)はこのほど、東洋紡のフィルム状導電素材「ココミ」を使った居眠り運転検知システムを共同開発した。2017年中の販売を目指して実証実験を行っている。

 東洋紡とユニオンツールは11年から心拍周期のパターンから眠気を検知するアルゴリズムの開発を進めてきた。このアルゴリズムを用いてユニオンツールが15年から居眠り運転検知システム「安全運行補助ツール 眠気通知器DSD」を販売していた。

 しかし、従来の居眠り運転検知システムは心拍周期を検出するためにベルトで締めるタイプやジェルで体に電極を張り付けるタイプが使われていた。このためベルト型は締め付け感があり、ジェル型はベタツキ感があるなど克服すべき課題があった。

 こうした課題を解決するために、このほど東洋紡のフィルム状導電素材「ココミ」を使用した肌着で心拍周期を検出するシステムを開発した。ココミは薄く、伸縮性があるため自然な着心地のウエアラブルデバイスを実現できる。従来システムと比較して装着時の着心地が改善しながら、検知精度は変わらない。

 現在、17年中の販売に向けて中日臨海バスで実証実験を実施している。18~20日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第3回ウェアラブルEXPO」に東洋紡とユニオンツールがそれぞれ出展し、システムを披露する。