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スタイレムのインド事業/現地企業との連携が進展/良質素材に価格訴求力付与

2017年01月18日(Wed曜日) 午前10時43分

 スタイレム(大阪市浪速区)は海外事業拡大戦略の一環として、インドでの生地生産体制を整えている。インド現地法人のスタイレムインターナショナル インディアが現地有力繊維企業との提携を進めて原料から糸、織・編み物までの一貫オペレーション体制を構築。今後、インドから日本向けや香港経由欧米向けなど外・外ビジネスを強化していく。

 2012年に設立したインド現地法人は14年にインドの最大手繊維総合メーカー、バルドマン社と日本市場向けの独占販売権を含めたパートナーシップ契約を結んだ。この締結以前からバルドマン社から良質な綿糸を仕入れてきたが、パートナーシップ契約を結ぶことによって、原綿から紡績、織布、染色まで幅広く綿事業を展開するバルドマン社と、スタイレムが培ってきた企画開発力の融合を狙った。

 これにより高品質・高付加価値な綿織物に圧倒的な価格メリットを付与することに成功。小ロット・短納期対応も含め、スタイレムのインド事業を代表する取り組みとなっている。

 15年にはインドを代表するジャージーメーカー、シャクティニッティング社との連携を日本企業として初めてスタート。日本では希少なベア直接挿入ダブル開反編み機などを駆使した高付加価値ジャージーの開発を進めている。

 16年11月には欧米の高級メンズスーツ向けを主力とするテキスタイルメーカー、バンスワラ社ともパートナーシップ契約を結んだ。メンズだけでなくレディース分野にもバンスワラ社の開発力、生産力を応用。今後、スタイレムが持つ企画力、マーケティング力との融合を図りながら、日本市場に良質なスーツ地を供給していく。