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台湾の広越企業/17年設備投資は600万米ドル規模/主にベトナムでの生産拡充

2017年01月31日(Tue曜日) 午後4時38分

 台湾の縫製OEM企業、広越企業はこのほど、生産能力拡大のため、2017年は300万米ドルから600万米ドルの設備投資を行う予定であると発表した。「タイペイ・タイムズ」が報じた。「短期の設備投資目標をほぼ達成したため、今年の投資額は16年の投資額1000万米ドルと比較すると少なくなる」(同社投資家向け広報担当者)と言う。

 同社幹部によると、今年の設備投資は主にベトナムの既存工場での新たな生産ラインの導入と機材購入に充て、新規工場の建設は行わない予定。「今回の投資により、今年は昨年の生産量907万着から年率8~10%の増産となると予測している」と同幹部は述べる。

 1995年設立の広越企業は世界的スポーツブランドのダウンジャケットなどを受託生産している。ベトナム2工場、中国1工場に305の生産ラインを持ち、月間85万着の生産能力がある。

 同社はベトナムのティンザン省の工場に15の生産ラインを追加するとともに、ロンアン省の新工場にも15の生産ラインを導入し、17年第1四半期中の稼働開始を予定している。新たな生産ラインは主に「アディダス」や「ザ・ノース・フェイス」など、世界的スポーツウエア・高機能衣料ブランドの高級ダウンジャケットの製造に使われる。

 基盤事業であるダウンジャケット製造に加え、さらなる競争力強化と世界の縫製産業での認知向上のため、ベトナムでニット生産工場の買収を今年予定していると同社は発表している。同社のデータによると、昨年のニットウエアの売上高は500万米ドルで同社の総売上のおよそ16%に達した。新工場によりさらなる顧客を獲得し、製品の多様化が可能となるだろうと同社は発表している。

〔アパレルリソース・イン・インドシナ〕