光るファッション企業の針路 KanFA次の10年へ(41)

2017年02月03日(金曜日)

デコ・カンパニー

自然なテイストがベース

 「ナチュラルテイストをベースにしたレディースウエアを手掛けています」と言うデコ・カンパニーの藤岡靖社長。なにげなくハンガーにつるされた服を見ると、藤岡社長の言う通り自然な「香り」が漂っている。

 生産はほぼ中国(無錫、南通、煙台の3カ所)と言い、服の自然な出来の良さから、藤岡社長と息の合った生産工場経営者と契約していると思われる。素材から中国で生産しており、主には良質な綿や麻を多用していると言う。「肌触りや着心地感を重んじている」からだという。国産品では、若干だがレースや刺しゅうを使ったバッグや雑貨を手掛けている。ミセスの体形を考え、Mから3Lまでサイズをそろえているのも好まれる。リピーターも増える。

 藤岡社長はデコ・カンパニー設立前、二つのアパレル会社を経験後、2002年(創業は01年4月)に法人化した。

 販売対象は、以前はヤングミセスだったが、今は40代~50代ミセスが中心。郊外のロードサイトや、ブティックなどへも投入している。平均価格は3900~4900円のリーズナブル商品。しかし素材の良さやシルエット、スタイルなど、ナチュラルテイストがやはり受け、高額品を扱うブティックなども欲しがるファッションアイテムとなっている。「それが強みの一つだと考えている」と藤岡社長。

 ブランドは「Dgy」。取り扱いアイテムはワンピース25%、ジャケット・コート25%、カットソー15%、パンツ・スカート25%、その他10%。従業員は5人。

 16年6月期の売上高は約3億円。厳しい衣料品業界の中、増収を果たしている。売上高の約40%はネット販売だという。約10社のネットに“店”を出している。ネットショップの売り上げは「まだ伸びる」とみる。

 同社は毎月、東京と大阪で個展を開催している。約200ある取引店から多くのバイヤーが来る。確実に増収につながる積極策が奏功している。

 「今後は関東エリアを開拓したいと考えている。そのためには人材も確保したい」(藤岡社長)

 私の信念

 藤岡社長は次のように語る。「自分だけがもうかるのではなく、お客さんももうかる。ウィン・ウィンの関係でこれからもビジネスを続けていくことだ」

(毎週金曜日に掲載)

社名:株式会社デコ・カンパニー

代表者:藤岡 靖

本社:大阪市中央区安土町1-6-18 第2杉本ビル2階

電話:06-4964-8355

ファクス:06-4964-8366