ミラノウニカ2018春夏 トレンドは (下)

2017年02月13日(月曜日)

西洋と東洋の出会いも

 「ミラノ・ウニカ」(MU)による18春夏シーズンの三つ目のテーマ「テヘランのモッリーノ」は、建築や欧州のインテリアとモスクのオリエンタルが重なり合う。西洋のリッチと東洋のリッチ、クラシックと東洋の出会いだ。

 木の椅子の足に代表される曲線のモッリーノのデザインとモスク柄の重なり。モッリーノのさまざまなオブジェや建築に用いられた木材の独特な色彩は、オリエンタルな色使いと融和し、玉虫効果によって微妙なニュアンスの光を作り上げる。ラッカー(漆)は日本のインスピレーション。

 木、革、レース、花などをカットして、異なるマテリアルに重ねてモザイク風に。3Dのモスクの窓の模様。ハイパーリアルな宝石やラメのジャカードには新しいオリエントを感じる。多彩なモスク柄のジャカード。

 デザインレースやレーザーカットを施したアップリケは、モザイクやアラベスク模様をほうふつとさせる。新しい多彩なプリーツも。

 18春夏シーズンのテキスタイルの注目ポイントは次の通り。

 組織=さまざまなジャカード。シアサッカー。3Dネット。様々なレース。

 ヤーン=綿、リネン、ウールやそれらの混紡、合繊も超極細糸。種々のスラブヤーン。ポリエステルのメタリックヤーン。透明糸。

 表面感=大げさではない凹凸。洗練された奇麗な表面。

 手触り=パリパリとしたドライタッチ。または上品なソフト感。

 光沢=メタリックな光沢。光沢とダルの組み合わせ。ラッカー、フィルムや箔プリントの光沢。

 加工=多彩なプリーツ。オパール加工。ストレッチ。ゴム、樹脂のコーティング。ボンディング。

 ボリューム=超薄手。または特殊な機械によるスポンジ性のある組織の膨らみやボンディング。

 パターン=大柄も小柄も。花柄。チェック、ストライプ、ドット、幾何学模様(モスク柄も含む)。アラベスク柄。大胆な柄。(おわり)

〔インプレス代表 川上淑子〕