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東洋紡STC・快適衣料G/綿100%にこだわり提案/18春夏インナー素材

2017年02月14日(火曜日) 午後3時46分

 東洋紡STCのインナー事業部快適衣料グループは、綿100%にこだわったインナー素材の提案を強める。「綿100%の高機能インナー製品は少なく、積極的な打ち出しで差別化を図る」(快適衣料グループ)のが狙い。18春夏では「爽快コット」や「アクアスプラッシュ」などの高機能素材を市場に投入し、17春夏比1・2倍の販売拡大を目指す。

 爽快コットは、綿の弱点である速乾性を補完した素材。特殊紡績技術を駆使することで水分が拡散しやすい糸構造を実現し、それによって速乾性を付与した。「通常の綿素材と比較して20%早く乾く」(快適衣料グループ)ほか、肌離れ性(ベタつかない)や通気性なども高めている。

 アクアスプラッシュは、特殊加工した綿糸と独自の編み構造により機能を発現する。素早く汗を処理するため、肌離れ性が良く、ベタつきにくい。衣服内を調湿して蒸れ感も軽減するほか、糸での加工による高い耐久性も実現している。

 18春夏では、一般綿に比べて2倍近くの水分率を持ち、しっとりとした風合いが特徴の「うるおいコット」、接触冷感性の「アイスナチュレ」も展開する。これらの4素材は綿100%で機能を発現するもので、メンズやレディースを問わず、幅広く訴求していく。

 快適衣料グループは、「ここまで綿にこだわったのは、約10年前になる。当時は風合いを重視した提案だったが、今回は機能に焦点を当てた」と話し、「同質化が指摘されるインナー市場では、合成繊維ではなく、綿の高機能素材に対する引き合いが強まっている。そうした声に応えていく」と強調する。