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カンボジア/ミャンマーに警戒/対米縫製品輸出で競合

2017年02月21日(Tue曜日) 午後5時3分

 カンボジア縫製業協会は、対米縫製品輸出の“ダークホース”としてミャンマーを警戒している。「クメール・タイムズ」が報じた。

 米国はカンボジアにとって、欧州連合(EU)に次ぐ2番目の繊維輸出市場。カンボジアの対米輸出はベトナムやミャンマーとの厳しい競争にも直面しているという。

 同協会によれば、ミャンマーが直面する最大のライバルはベトナム。「ベトナムは米国にとって、今や2番目に大きな繊維製品供給国となっている。ベトナムの賃金レベルはわれわれとほぼ等しく、コスト面で彼らと競争するのは難しい状況となっている」と言う。カンボジア縫製労働者の最低賃金は過去数年、毎年上昇している。今年の月額最低賃金は昨年の140ドルから153ドルへ上昇している。

 もっとも、環太平洋連携協定(TPP)からの米国の離脱は、ベトナムとの競争力を決定的に失うというカンボジアの恐れを和らげることにはなった。

 カンボジア縫製業協会によると、繊維業界のダークホースは「アグレッシブで堅固なマスタープランとともに現れた」ミャンマーであると言う。「ミャンマーは同じ土俵に上がり、米国からのわれわれへの注文の一部を持って行っている」(同協会)

 ミャンマー繊維製造協会によると、ミャンマーのアパレル産業は2016年、CMP(加工賃)取引だけで10億ドル相当以上のアパレル製品を生産したという。これは、15年の輸出総額4億800万ドルと比較すると145%の大幅な伸びとなる。

 米国通商代表部の発表によると、カンボジアからの輸入額は15年には30億ドル以上であったが、昨年は28億ドルとなり7%ほど落ち込んでいる。

〔アパレルリソース・イン・インドシナ〕