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ベトナム商工会議所/別形式でのTPP継続見込む/EVFTAの施行促す

2017年03月15日(Wed曜日) 午後5時10分

 米国の離脱後先行きの見えない環太平洋連携協定(TPP)につきベトナム商工会議所(VCCI)のブー・ティエン・ロック会頭は、別の形式での継続を見込む。同時に、ベトナム・EU自由貿易協定(EVFTA)の速やかな施行を促している。「ベトナム・ニュース」が伝えた。

 「米国をも含むTPP加盟諸国は、6年間にわたる交渉を無駄にしたくはないし、貿易協定がもたらすであろう、大きなチャンスを逃したくないはずだとわれわれは考えている」とロック会頭は語る。

 「TPPは必ず続行される。それは2国間または複数国間の取引協定になるかもしれない」と同会頭は述べたが、その取引協定が施行されるのは、予定されていた2018年よりも後になる可能性はある。

 ベトナムは、大きな市場を切り開き、貿易の成長や国内の経済状況を改善するまたとない機会となるTPPやEVFTAに多大な期待を寄せている。

 TPPは、米国大統領ドナルド・トランプ氏が1月の就任4日後、12カ国の貿易協定から正式に撤退する大統領命令に署名して以降先行きが不透明になった。

 通関統計によると、ベトナム最大の輸出市場である米国は、16年には対前年15%増となる385億ドルの歳入をもたらしている。17年最初の2カ月間も米国のポジションは変わらず、売上高は昨年同時期と比較して18・9%増となる60億ドルに達している。

 TPPが不安定な状況の中、ベトナムは18年に施行予定のEVFTAに、より大きな期待を寄せている。

 ベトナムはEVFTAからチャンスをつかむため、EVFTAの速やかな署名と承認の促進、制度改革の続行、競争力やビジネス環境の改善、の三つの施策にフォーカスする必要があるとロック会頭は述べる。同貿易協定は、人口9000万人近くを擁する東南アジアの1国と推定5億人の人口を持つ欧州連合(EU)を結び付け、ASEAN市場を含めれば市場規模が10億人近くとなる。

 ベトナムの対EU輸出額は17年最初の2カ月間で前年同期比13・2%増の54億ドルに達し、輸入額も24・6%増の17億ドルとなった。

 現在までにベトナムは12の二国間・複数国間貿易協定に署名しており、うち10協定が既に施行されている。さらに、東アジア地域包括的経済連携、アセアン・香港FTA、イスラエルや欧州自由貿易連合とのFTAと、その他四つの自由貿易協定につき交渉している。

〔アパレルリソース・イン・インドシナ〕