「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス」/差別化素材のニーズ高まる/日系生地商各ブース盛況

2017年03月17日(金曜日) 午後4時32分

 【上海支局】今日17日まで上海市内で開かれている「インターテキスタイル上海アパレルファブリックス春2017」では、日系生地商が高品質、高感度の素材や小ロット・短納期対応などの強みを打ち出している。各社のブースはどこも盛況で、ローカルブランドの差別化素材へのニーズの高まりを感じさせる。

 5年ぶりに出展を再開したスタイレムは、「ジャパン・パビリオン」の側に大型ブースを設けた。箔、ラミネート、コーティング加工など視覚に訴える素材を取りそろえ、数多くの来場者を引き付けている。昨年5年連続で増収増益を達成するなど、内販は好調に推移するが、今回の出展により新規開拓にさらに弾みがつきそうだ。

 クリスタル・クロスは、昨春展を皮切りに華東地区での市場開拓を本格化した。この1年、華東・華北地区の顧客との取引を順調に拡大させている。

現在のエリア別売り上げ構成比は華南7割、華東・華北3割だが、今後は華東・華南の比率がさらに高まる見通しだ。

 瀧定名古屋は今回も、同展と個展の同時開催を実施した。両会場で綿・ナイロン・ポリウレタンのドビー織物や、ポリエステル100%使いの丸編み地など、幅広い生地を訴求するとともに、紳士・婦人服地、製品それぞれの強みも紹介している。

 サンウェルの初日の商談件数は240社強と、日系生地商の中で最多になったと思われる。同展終了後、上海拠点で個展の開催を予定しており、今回開拓した顧客も招待し、“本命”の素材を提案する予定。

 コッカは主力のプリント地に加え、無地や先染め生地なども出展した。日本製とともに中国製もアピールし、幅広いニーズに対応できることを訴求した。初日の商談数は過去最高には届かなかったものの80社となり、好調だった。

 柴屋のブースでは来場客が途切れず、スタッフがその対応に追われている。これまでのメンズに加え、レディースブランドの来場も増えている。初日にはメガグローバルSPAのバイヤーが訪れ、2万㍍の見積もり依頼があったという。