「インターテキスタイル上海ホームテキスタイル春」/寝装素材の内販に本腰/初出展の日系2社

2017年03月17日(金曜日) 午後4時33分

 【上海支局】「アパレルファブリックス」とともに15日に開幕した「インターテキスタイル上海ホームテキスタイル春」には旭化成の商事子会社である旭化成国際貿易〈上海〉と田村駒の日系2社が初出展した。両社とも寝装素材の中国内販はまだまだ少ないが、同展への出展を通じて販売拡大につなげたいと考えている。

 旭化成国際貿易〈上海〉はキュプラ繊維「ベンベルグ」による側地や中わた、ポリエステル・ナイロンスパンボンド不織布(SB)による中わたの吹き出し・ずれ防止材などを提案。田村駒は生機からプリントまで日本製のふとん側地を出品する。

 旭化成国際貿易〈上海〉は同展出展を通じて中国の寝具メーカーや加工メーカーなどの開拓に取り組む。ベンベルグは接触冷感性を生かした掛け布団、敷布団などの側地や、吸湿発熱性による中わたを出品。中わたでは粒わたタイプも披露。SBは1平方㍍当たり12㌘の低目付品に加え、活性炭複合の「セミア」や抗アレルゲン加工、ビタミンC加工などSBの機能加工品を訴求した。さらに繊維クッション材「フュージョン」も含め“オール旭化成素材”による2次製品を展示し、将来的には製品供給にもつなげたいという。

 これまで寝装素材の中国販売は旭化成の繊維事業本部が主体となって展開してきたが、旭化成国際貿易〈上海〉も独自ルートで、同分野を開拓する方針。

 田村駒は今回展でオリジナルの図案、そして綿100%製で生機からプリントまで日本生産にこだわった側地を提案し、顧客開拓を目指す。「初日の反応としては良い」としており、今回を「チャレンジ段階」として、8月展にも出展予定。両展を通じて、中国販売に弾みをつけたいとの考えを示す。