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宇仁繊維/アジア向け輸出徐々に拡大/中国向けはやや低調

2017年03月27日(Mon曜日) 午後3時0分

 宇仁繊維(大阪市中央区)のアジア向け生地輸出が徐々に拡大している。輸出売上高は中国向けが前期比微減ながら、東南アジア向けなどが増えており、今後も人材の登用、育成に力を入れ、拡大を狙う。

 宇仁龍一社長によると、2016年1~12月の中国市場向け生地販売は、売り上げが2億8000万円となり、前期比微減だった。北京現地法人は横ばいと堅調だったが、上海現地法人が苦戦した。宇仁社長によるとその要因は人の問題。「上海のエース級2人が休職中」だったことが響き、顧客開拓が進まなかった。

 一方、中国以外のアジア向けは総じて伸びており、今後にも期待を寄せる。香港、インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナムなど向けで実績を積んでおり、今期(17年8月期)はこの地域向けの売り上げが2億円になる見込み。

 子会社の宇仁テキスタイルが担当する韓国、台湾向けもじわりと拡大中しており、1億5000万円の売り上げを見込む。

 今後も欧米、豪州向けなどとともに、アジア向け輸出の拡大を狙うが、その際のポイントは人材になる。「モノ作りにまで精通した商品知識とコミュニケーション能力」を重視して海外担当スタッフを育成、増強する。同時に、輸出売上高のうち約4割がエージェント、代理店を介したものであることから、その選定にも注意を払い、日系商社との共同提案も充実させていく。