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スタイレム/製販連携企画が充実/「ソアイース」と「モナリザ +S」

2017年04月11日(Tue曜日) 午前11時52分

 スタイレム(大阪市浪速区)は製販連携による商品企画を充実している。三菱ケミカルのトリアセテート繊維「ソアロン」と連携した生地ブランド「ソアイース」、小松精練のデジタルプリント「モナリザ」と連携した「モナリザ +S」でそれぞれ拡販への手応えをつかむ。

 昨年10月に連携プロジェクトを発表したソアイースは2シーズン目を迎えて開発商品が充実。「従来にはなかったソアロン」(飯田悟司テキスタイルマテリアル事業部副事業部長)をコンセプトに18春夏向けではシルク混で上質感を向上させた素材や、トリコットなど10点の新作を投入、このほど開催した大阪展でも専用コーナーを設けて披露した。

 「焦らず地道に一格上の良いものを開発し、大切にブランディングしていく」考えだが、フランスのラグジュアリーブランドから強い引き合いが寄せられるなど、国内外での評価が既に高まっている。今後も「三菱ケミカルと連携し、織物、編み地の両方で作る場所を厳選しながら開発を続けていく」。

 小松精練と連携するモナリザ +Sでは今年3月下旬に両社協業展を初めて開催した。約200点のプリント素材を披露し、その後のスタイレム大阪展でも選りすぐった約50点を展示訴求した。

 飯田副事業部長によると、「プリント下地へのこだわりが評価された」。従来のデジタルプリントの表現力に、スタイレムの“素材力”が加わり、評価を高めた。

 協業展でも個展でも、刺しゅうにしか見えないプリント、麻の先染めチェックにしか見えないプリントなどが注目され、「想定していた以上の高評価」を得た。小松精練のスタンディングファブリック「コンブ」に、スタイレムが提携するイタリアのアトリエの柄をのせたバッグも来場者の目を引いた。