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宇仁繊維18春夏/「光沢」「軽量」など重視/シルクやメンズ企画も充実

2017年04月14日(Fri曜日) 午前11時23分

 宇仁繊維(大阪市中央区)は18春夏のシーズンテーマを「ルーセント バルーン」に設定し、光沢や軽量、ハリ・コシなどをキーワードにした新作生地を投入する。プリーツを生地の段階で施した「プリーツテキスタイル」や増強提案するシルク素材、メンズ企画も注目される。

 「18春夏は17秋冬の構築的で立体的なシルエットの流れを引き継ぐ」として、適度なハリ感や膨らみ、軽さ、透け感をテキスタイルで表現する。13日から大阪市中央区の同社で開催中の個展ではこうしたキーワードの新作生地を前面に訴求しながら、トレンド回帰が本格化しつつあるプリントでは六つのテーマを用意した。単色を中心としたリーフ柄の「アーバンリーフ」、春らしい大花や小花の「スプリングフラワー」、エスニックな雰囲気の「エキゾチックフラワー」、多彩な幾何柄の「レトロジオメトリック」、シャツ地トレンドを反映した「ストライプ」、新柄を提案する「オパール」で、それぞれプリント下地にもこだわった。

 子会社化したオザキプリーツ(福岡市)との連携によるプリーツテキスタイルの提案にも力を入れる。オザキプリーツは天然繊維へのプリーツで特許を取得するなど技術開発力に定評があり、宇仁繊維との連携によって生地にプリーツを施し、メートル単位で販売するという新たな取り組みをスタート。展示会では色鮮やかな各種ポリエステルやデニム100%のプリーツ生地、あるいは製品を展示し、関心を引いた。値頃な価格設定や小口対応などが評価されて大手アパレルなどから引き合いが既に寄せられており、宇仁龍一社長も「認知度を上げていけば拡販に期待できる素材」と自信を示す。

 展示会ではシルク素材もアピール。中国からプリント下地を購入し、日本で染め加工したものを多色展開。ウオッシャブルとサンドウオッシュを切り口に開発を強化し、同社が進める「高級化戦略」の一翼を担う素材として拡販に臨む。

 メンズ向けも重点的に訴求。ナイロンやポリエステル使いの合繊企画と播州の先染め企画とを2枚看板に、同分野向け開拓に力を入れる。

 大阪展は今日14日まで。引き続き東京展を20、21の両日、東京都港区の同社東京店で開催する。18春夏提案だけでなく、17秋冬向けの現物素材も展示訴求中。