東レ香港/中国主力工場を短納期化/立ちミシン、一枚流し採用へ

2017年04月17日(Mon曜日) 午前11時30分

 【香港=岩下祐一】東レ香港(THK)は、中国主力工場のTHKアパレル(広東省珠海市)で、「立ちミシン」「一枚流し」を採用した生産を今秋本格化する。これにより、短納期の生産に対応していく。工場の高度化を機能ニットの生産拡大につなげていく考え。

 立ちミシンを導入した1枚流しでの生産は、今年の春節(旧正月)明けから導入し始めた。従来の生産ラインから徐々に切り替え、10月には全てのラインをこの方式にする計画。

 ここ数年、主力商品の生産のASEAN地域への移管が進む中、多品種化、小ロットへの対応を強化してきた。今回工場をさらに高度化させることで、人件費が高まる中国での生産を続けていく。

 この短納期対応を、まずは日本と欧米のユニフォームメーカーに売り込んでいく。「従来は、特許も取得した製品の機能性、多品種、小ロットが強みだったが、これに短納期を加える。リピートオーダーに迅速に対応できるようになる」と雁子敏一副董事長は話す。

 現在の従業員数は約1600人。前年同期から600人減ったが、今後はこの規模を維持する。