アジア太平洋地域不振で12%減収/香港・エスプリ 17年1~3月期

2017年05月12日(Fri曜日) 午前11時17分

 香港のアパレル製販大手、エスプリ・ホールディングスはこのほど、同社会計年度の第3四半期に当たる2017年1~3月期の売上高(香港ドル建て)が前年同期比11・5%減の38億8800万香港ドルだったと発表した。特にアジア太平洋地域が足かせとなった。現地通貨建てでは8・4%の減収。

 現地通貨ベースで見た地域別では、最大市場のドイツが4・2%減の19億600万香港ドルで、全体の49%を占めた。欧州のその他地域は9・7%減の14億4600万香港ドル。アジア太平洋地域は18・2%減の5億3600万香港ドルに落ち込んだ。

 期間中は業績改善策の一環として、不採算店舗の閉鎖を進めた。3月末時点の直営店の店舗数は計681店で、前年同月末から122店の純減。このうちアジア太平洋地域では111店を減らした。卸売りを通じた販売店も1253店純減し、6137店。さらに、セールの値引き率を縮小し、アウトレット店舗では値上げした。

 電子商取引(EC)を除く小売り部門の売上高は14%減の15億200万香港ドル。一方、ECによる売り上げは3・8%増の9億8300万香港ドルだった。中国本土のECサイト「天猫(Tモール)」やASEANの大手「ラザダ」との提携が奏功し、アジア太平洋地域が4割増となって全体をけん引した。

 16年7月~17年3月の売上高は前年同期比10・9%減の122億1100万香港ドル。現地通貨建てでは9・4%減となった。エスプリブランドの女性服は7・1%減、男性服は18・8%減。

 エスプリは、今後も不採算店の閉鎖を続けながら、新商品の投入や新市場への進出などを通じて売り上げの拡大を図る考え。ただ4~6月期の売り上げも伸び悩むとみている。  

  〔NNA〕