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宇仁繊維/「服を買おう」キャンペーン/人間関係構築にも一役

2017年06月12日(Mon曜日) 午前11時7分

 「服を買おう」。これは、宇仁繊維(大阪市中央区)が2015年9月から実施する社内キャンペーンの名称。男女問わず社内の人間が店頭やネットで購入した服の一部費用を会社が負担する。宇仁龍一社長によると前期(15年9月~16年8月)の負担総額は約800万円だった。購入対象は「宇仁繊維の生地が70%以上使われている服」。

 宇仁社長はキャンペーンの意図を、「自分が着たい服(生地)を作るというのが当社の基本的な考え方。自分で実際に着用することで愛着も湧くし、それをお客さんとの次の商談のときに着用していけば、相手も喜んでくれる。そこに人間関係が生まれ、商売も進むはず」と説明する。

 閉塞(へいそく)感が強まる国内衣料品市場を「少しでも活性化したい」という思いも込めて、卸価格やバーゲンではなく店頭のプロパー価格での購入を推奨している。ちなみに同社展示会では自社生地使いの製品の着用が義務付けられている。大阪展会場で3人の女性スタッフに話を聞いた。3人とも「キャンペーンは本当にありがたい」と口をそろえる。

〈井上 光永子さん〉

 入社7年目。割繊糸使いの落ち感と薄めに配したパイソン柄ジャカードが特徴の自社生地が使用されたワンピースを着用。ブランドは「hue」。

〈小松 恵さん〉

 入社7年目。割繊糸使いで落ち感がありカットジャカードによる光沢感が特徴のポリエステル100%の自社生地で作ったパンツを着用。肌触りの気持ち良さと生地の表面感が気に入り、自分専用に別注で作った。

〈清水 瞳さん〉

 入社してもうすぐ2年。スパンライクなポリエステル100%の自社生地で作られたワンピースを着用。軽さと着やすさがお気に入り。ブランドは「NOISE MAKER」。