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17秋冬ボディ&レッグファッション特集(2)/女性の心つかむ提案充実

2017年06月21日(Wed曜日) 午後1時18分

〈新商品開発で販路拡大を/人気商品などの刷新も/フジボウアパレル〉

 フジボウアパレルは、「BVDレディース」のブランドイメージのさらなる向上や付加価値の高い商品開発に注力して、販路と売り上げ拡大につなげる。17秋冬では、好調な動きを見せるスポーツシリーズの一部アイテムをリニューアルするほか、肌着では女性の冬の悩みを解決に導く3タイプを新提案する。

 スポーツの「ボディ・ギア」シリーズは、多様化するシーンに対応できるよう「動きをサポート」を刷新。バストを前から抑えずに丸い形を保ったまま動きに適応でき、通気性良く快適に使用できるよう穴を大きく開けたモールドカップを採用した。ショーツは足口部分に傾斜を付け、足を前に動かしやすい設計を採用した。

 肌着では「セーターの下に着るインナー」「うるつや肌インナー」などを投入する。セーターの下に着るインナーは天然系素材とポリエステル素材のリバーシブルでアウターとの滑りを高め、うるつや肌インナーではアルガンオイルやスクワランなどを配合してソフトな風合いに仕上げた。

 保温性の高いアクリルと通気性コントロール繊維で二つの機能を付与した「暖かくて、ムレにくい」も打ち出す。

 「レジャスポ」は、素材とデザインのリニューアルを図り、より優しい着心地によって長時間の着用でも快適性を維持するほか、肌へのベタつきを軽減する。旅行やハイキングをはじめとするレジャー産業消費の高まりやスポーツアイテムを普段のおしゃれに取り込むアパレルのトレンドなどに対応する。

〈完全無縫製ウォーマー投入/厚手起毛や吸湿発熱など/グンゼ〉

 グンゼは、“肌がよろこぶ”スキンウエア「キレイラボ」から、秋冬シーズン向けの「完全無縫製ウォーマー」を商品化した。縫い目なしによる着心地の良さと暖かさを兼ね備えたアイテムで、綿55%混の厚手起毛タイプと吸湿発熱タイプをラインアップし、17秋冬物で市場投入を始める。

 厚手起毛タイプは、起毛によって保温性を高めているほか、カットオフ(切りっぱなし)ストレッチ素材、潤い保湿、洗濯タグの転写プリントなどが特徴となる。トップスとボトムを展開し、ボトムは通常内ももにある縫い目を外側にすることでチクチク感を解消している。

 一方の吸湿発熱タイプについても、カットオフのストレッチ素材や潤い保湿、転写プリントをはじめとする特徴を付与した。トップスは2型(二分袖と八分袖)を用意し、ボトムは1型(九分丈)での展開となる。

 17秋冬では「トゥシェ」ブランドの「縫い目ゼロ」でも新商品が登場する。ピーナッツパッド(一体型立体パッド)を採用したハーフトップで、ずれたり、取れたりする心配がなく、バストも奇麗に見える。

 そのほか、トゥシェブランドの17秋冬シーズンの提案では、「着るコスメ」でコスメ的な発想を強化し、「アルガンオイル配合」商品の打ち出しや魅せ方にも工夫を施す。「フューチャーブラ」ではデザインバリエーションを充実している。

〈スポーツインナーに参入/欧州発のブラジャー展開/トリンプ・インターナショナル・ジャパン〉

 トリンプ・インターナショナル・ジャパンは、スポーツインナー市場に本格参入している。今年4月に販売を始めた「トライアクション バイ トリンプ」は欧州発のスポーツランジェリーで、バストを美しく見せる工夫を施すなど、下着メーカーの技術力が生かされた商品がそろう。

 スポーツ人口が増加する中で、多くの女性が既存のスポーツ用ブラジャーに不満を持っていることに着目して商品化した。バストをつぶすことなく奇麗なシルエットを作ると同時に、バストの揺れからも守る。カップ&アンダーの豊富なサイズバリエーションやデザイン性も特徴となる。

 二つのラインで展開する。前ジッパータイプの「カーディオコントロールブースト」は、ランニングやボクササイズなどハードなスポーツシーン向けに提案。身生地のモールド加工によってバストを立体的にホールドする。メッシュ素材で蒸れ軽減なども加味した。

 ヨガやゴルフなど幅広いスポーツシーンに対応するのが「ストゥーディオ」。立体的なモールドカップを使用するほか、カップとカップの間に伸びにくい生地を用いることで、安定感やナチュラルなシルエットをかなえる。肩甲骨回りを動かしやすいバッククロスストラップとした。

 「着けていることを忘れてしまうかのような解放感」が好評の「スロギー ゼロフィール」でも、ヨガや軽い運動などのシーンに対応する「アクティブタイプ」を新開発した。肩甲骨が動かしやすいバッククロス仕様のほか、吸水速乾素材や穴開きパッドを採用(カップ部)している。

〈婦人強化へグループ結束/ジュニア領域にも拡大/片倉工業〉

 片倉工業は、グループの繊維事業(同社衣料品事業部、オグランジャパン、カフラス)でレディース領域の拡大を図っていく。早い段階で婦人の比率を50%程度(現状20%)に高めたいとし、カフラスの技術を生かしたジュニアインナーの販売を始めるなど、グループの総合力発揮を狙う。

 レディースの強化は、「紳士下着売り場は縮小傾向にあり、婦人の拡大が不可欠」(片倉工業)と捉えるためだ。「素材にこだわったベーシック商品」「ジュニアインナー」「補整アイテムを含めた肌着・インナー」「季節商品」「シルク」の五つを基軸に攻める。

 ジュニアインナーは17秋冬で新規参入となり、オグランジャパンが「Kaepa」ブランドで販売する。セカンドブラジャーをターゲットにしたもので、チアリーディングの要素を取り入れたスポーツラインなどをそろえる。カフラスの補整技術を用いてカップの安定性を高めている。

 ベーシック商品では「ケアコットン」シリーズから保湿性をプラスした「ケアするインナー」を新投入し、デーリーに使えるインナーでは価格訴求(カフラス)や着用感重視(片倉工業)といったアイテムを提案。シルクでは「カタクラ シルク」が中心になる。

〈「C3fit」/リカバリー専用ウエア展開/ゴールドウイン〉

 ゴールドウインが高機能コンプレッションウエアブランド「C3fit(シースリーフィット)」で展開するリカバリー専用の「リポーズ」と磁石の作用を応用したウエア「マグフロー」は、運動時だけでなく休養時も着用可能なコンディショニングウエアだ。

 C3fitは2009年発売。代表アイテム「パフォーマンスロングタイツ」「パフォーマンスゲイター」は厚生労働省の基準である「一般医療機器」の基準をクリアした付加価値商品。その効果でリピーターも多い。技術とノウハウを、アフターケアや休養時まで拡大し「現代社会に生きる人々の24時間をサポート」するとして開発されたのがリカバリー専用ウエアである。

 リポーズは高機能素材「光電子」が、体温に近い温かさを保つ。健康医科学の分野で環境適応や睡眠の権威である大阪府立大名誉教授の清水教永医学博士が開発協力した。

 体温は人体の免疫力と関係しているといわれる。光電子のシャツを30日間継続着用する実験では、心身のリラックス、抗酸化作用、睡眠プロセスの改善が期待できるということがわかった。

 マグフローは「ネオジウム永久磁石」を適した部位に施し、患部の「コリ」を緩和させ、運動後や旅行、日常生活、就寝時に体をケアする。

〈アンディーズに新製品/靴下やラウンドネック/ヘインズブランズ ジャパン〉

 2017年の「ヘインズ」パックTシャツ誕生70周年を機にさまざまな取り組みを進めているヘインズブランズ ジャパン。9月下旬には限定パックTシャツ第2弾を販売するが、女性のためのアンダーウエア「ヘインズ アンディーズ」ではラウンドネックが新登場する。

 「365日毎日身に着けるものだから、ベーシックで快適なものがいい」をコンセプトにしたヘインズ アンディーズ。17年秋冬シーズンでは、サーマル(長袖Tシャツ)からクルーネックとヘンリーネックに続いてラウンドネックタイプが登場し、豊富なラインアップで展開する。

 ラウンドシルエットによって女性ならではの柔らかな雰囲気を演出し、さらに身丈を腰元までとすることで気になる腰回りの体形カバーも可能にしている。洗えば洗うほど肌になじむ綿混素材を使用するほか、ラグランスリーブやフラットシーマで快適な着心地を付与した。

 パッケージは白を基調としたシンプルなデザインを採用して、「プレゼントにも最適」(ヘインズブランズ ジャパン)。商品を巻く半透明フィルムには「Comfy」というメッセージを入れた。

 シリーズでは、心地よく、程よい締め付け感を実現したノンパイルソックスの販売も始める。気分に合わせて使い分けることができる楽しいパックソックスだ。